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3度目の久高島で録ったお気に入りの音源

久高島は五感を研ぎ澄ますために最適なところです。なかでも聴覚、音については思いっきり敏感になります。

私は視覚よりも聴覚が重要だと思っています。それは聴覚は360度カバーしているのに、視覚は180度までも行かないのはなぜか。このことを考えるとわかるような気がします。地球上では昼夜問わず外敵は必ず音を出してやってくるので、聴覚の方が危機管理上重要なのです。

視覚はどうせ夜には使い物になりません。またPCと同じで、視覚の画像処理にはGPUパワーが必要なので、360度カバーしてようとすると、その分の脳のGPUパワー能力を倍必要とします。なので必要に応じて首を回転させてやればいい、という判断を神様だか誰かが判断したのだと思います。

今回の音も映像も、iPhone13 Proの内蔵カメラとマイクで無邪気に録っているだけです。でもそれなり以上の取れているのですごいです。 以下の動画は4Kで公開していますので、大画面環境でしたらぜひ4Kで。またヘッドホンだとかなりリアルに聞こえます。



最初の音は、東の東屋と呼ばれるあたりで地元の釣人と話しているときに録ったものです。そこではよく大きな青いイラブチャーが釣れるんだそうです。確かに大物がよく見えたのですが、そういうときには釣れないもんです。

緩やかな風の中を、カモメでしょうか、白い海鳥が海面近くを舞って待ていました。




イシキ浜の音です。ここはいつ来ても、どこか遠くと会話ができるような気がする場所です。全然タイプは違いますが、吉野ケ里遺跡と同じ感じが私にはします。



何気ない朝の風景です。鳥の鳴き声と風の音に混じって、遠くでゴーって聞こえるのは、東の浜の先にあるリーフに波が当たる音です。久高島では常にこの音が聞こえます。また生活音に混じってラジオの音が聴こえます。真ん中あたりでお母さんの行ってらっしゃいの声が聴こえて、女の子が学校に向かいます。




こういう当たり前の音を、私たちはすっかり聴くことができなくなってしまいました。街を歩いているときにイヤホンを耳に突っ込んでいるなんて、大切なことを全部捨てているようなもので、非常にもったいない行為であると私は思います。




久高島の「音」についてはこちらにも書いています。


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