最近のこと、グラレコのこと
ここ数年のこと
ようやくここ最近コロナも明け、元の日常が戻りつつある。
2020年の1月にコロナが始まって、日本が大混乱に陥ったのはまだ記憶に新しいところ。
その年の年末か、正月明けだっただろうか。
先輩の退職に伴い、編集長という役職になった。
それまでも企画を作ったり、誌面づくりには携わっていたが、
本をまるまる1冊まとめるのとは訳が違う。
背表紙の後ろに書かれている「編集人・(私の名前)」の文字に
なりたてのころは毎号毎号プレッシャーで押しつぶされそうになっていた。
コロナの感染状況が悪くなれば、人の動きは止まり、主な取引先である飲食店の営業もままならなくなった。 そうすれば、当然広告も減る。
2ヶ月間の休刊も体験した。
用意した企画も、コロナの状況で何度も変更せざるを得なくなった。
翻弄されつつも、どうにかコロナ禍を乗り越え、今月も本を無事発行できていることに、本当に感謝しかない。
昨年の冬 ~グラレコとの出会い~
知人女性を通して、「グラレコ」というものを知った。
その方は行政の会議や地域の方の活動をイラストにしてまとめておられて、最初は「へーこんな仕事もあるんだ」程度だったのだが、
とある案件でグラレコの見積もりを依頼したときに、なぜか急に気になり、気づいたら
「あの、グラレコについて詳しくお話聞かせてもらえませんか?」
とお願いをしていた。
その後すぐに日程を調整してくれ、zoomでお話を聞かせてもらった。
そして、師匠であるふーちゃんの「イラスト通訳®」の門を叩いたのである。
グラレコって?イラスト通訳®って?
かくして、1月からイラスト通訳®を学ぶ日々が始まった。
あ、その前に『イラスト通訳®』について説明を。
「イラスト通訳とは、絵(グラフィック)の力を用いてモヤモヤやワクワクなど目には見えにくいマインド(考え方・心の矢印・感情の変化 エモーション)を 描いて視て通訳する技術のことをいいます」
(師匠のサイトです。説明が端的でわかりやすい!!)
講座は基本オンラインで、全国からイラスト通訳®を学びたいと思っている
仲間が集っている。みんな年齢も、仕事も様々。
デザインに携わっている人もいれば、まったく畑違いのところからの人も。
でも、「グラレコがうまくなりたい」という想いは一緒。
オンラインながらも同期生同士のグループLINEで情報交換をしたり、誰かが先生になってイラストのコツやアプリの使い方などを教える勉強会を開催してくれた。
ようやく会えた京都合宿!
イラスト通訳®の講座では、合宿がある。
全国にいる仲間が京都の合宿所に集い、一泊二日でみっちり学ぶのだ。
もちろん、リアルタイムではふーちゃんにも同期の皆にも合うのは初めて。
期待感と、ちょっとの不安を抱えながら、目的地へ向かう。
仲間とは京都駅で合流。リアルは初めてなのに、一緒にずっと学んできたからかずっと前から知り合いだったかのような不思議な気持ちに。
合宿所へとむかった。
「え、ここに泊まっていいんですか?」という程の素晴らしい合宿所で、
みっちり自分と、これからのことについて向き合った。
合宿の内容については詳しくは言えないが、とても実りのある合宿だった。
そもそもなんで学ぼうと思ったの?
私がグラレコ・イラスト通訳®を学びたいと思ったのはいくつか理由がある。
① もっと人の話にしっかり耳を傾けられるようになりたかった
② 絵を書くのが得意だったから
③ 「自分にしかできないスキル」を身につけたかったから
①については、やはり人間は年齢を重ねるにつれて経験が多くなるので、
ある程度人の言いたいこととか、伝えたいことが予測してしまう。
(私は割と感がいい方なので、表情や気持ちが読めてしまう)
後輩社員の子と話すときも、ついつい「それって~っていいたいんでしょ」と先回りして言ってしまう事が気づいたら多くなってしまって。
それって、その子の話す機会とか考える機会を奪っているよなーと。
それでもっと「人の話をしっかり聞いて」表現ができるように、と
イラスト通訳®を勉強したくなったのだ。
もともと昔から絵を書くのは得意だったが、これといって披露する場もなく、いつしか「絵を書くって楽しい」という感情も心の奥底にしまっていた。
でも、ずっと「自分にしかできないことをもっとしたい!」と思っていた。
イラスト通訳®ならこの3つを叶えられると思ったのだ。
これがイラスト通訳®を学び始めたながれ。
そんな講座も7月で卒業。
たった半年ちょっととは思えないくらい色んな学びを経験した。
学ぶのが楽しくなった。自分で学ぶ姿勢が出来た。
もしあの時始めてなかったら、きっと今までと変わらない日常だったと思うとちょっとぞっとする。
そう思えるのは、学ぶ事でちょっとずつ自分が変われているから。
まだまだグラレコの実績も無いし、上手でもないけれど、
「自分にしかできない」
「自分というフィルターを通して」
いろんな人やもの、コトを伝えていきたい。
イラストが得意な人や、興味がある人はぜひのぞいてみてください!