【いそじまんの日記】8月27日(金):今日の振り返り
カンカン照りの夏っぽい日差しが戻ってきた。しかし、すでにセミたちはすっかり元気をなくし、僕の住む街にもすこしづつ静けさが戻り始めている。さまざまな悔いと悲しみを残して、また夏が通り過ぎようとしている。
うまくいったこと
玄関の施錠がすんなりできるようになった
もう半年も前から、玄関の鍵がちゃんとかからなくなっていた。カギを差し込んでもすんなり回らず、1分あまりもガチャガチャやらないとロックできないのだ。
「半年もほったらかしてないでさっさと大家さんに知らせたらいいのに」と言われそうだが、なぜかそのままにしていた。誰でも意外とそんなことはあるものだ。
それが、きょう鍵屋さんがウチにやってきて、3分もしないうちに錠前本体を交換し、一発でカギがかかるようにしてくれた。
コロナ禍になって不要なものや使わなくなったものをどんどん断捨離する過程で、壊れているものや古くなったものを次々と廃棄・売却・修理するようにしている。このカギの件もその一環だ。
ビル・ゲイツ風に言えば、こうした行為は「断捨離」などではなく「最適化」ということになるらしい。
ビル・ゲイツといえば、インタビューで記者が放った意地悪なひとことにこう返したという。
記者「あなたの発言には敬意を称しますが、感動はしません」
ビル「感動させるのが目標じゃない。私の目標は最適化だ。」
おっと、話がそれちゃったな。
とにもかくにも、これでまた時間のムダを省いて効率化することができた。たったそんなことで、といっているうちはまだ甘い。「お金」と「命」なら迷わず「命」が大事と答える人も、案外「時間」より「お金」のほうが大切だと考えていることが多いものだ。
満足できなかったこと
銭湯に行き損ねた(またそれか!)
自分の起こしたトラブルで対応に追われ、パソコンに向かっているうちに夜になってしまった。
お風呂に行くことで気分転換になるとわかっているのに、今日はそれができなかったことが悔しい。
最近になって「銭湯」は本当に自分の生活、いや人生に欠かせないものだと思うようになった。
「繊細さん」と呼ばれるHSPの僕は、ちょっとしたストレスで元気ややる気をなくしたりする。
過去にも人間関係が元で辛い時期に、毎日昼間っから銭湯に通い詰めていた。天井が高くだだっ広い銭湯でのんびり湯につかっていると、落ち込んだ気持ちはほぼ間違いなく消すことができた。
ここ最近もやることなすこと悪い方に転がることがつづき、すっかり参っていた。コロナのせいもあるが、よく考えた末に行動したことがかえって自分を追い詰めたりすると、さすがに落ち込むものだ。
あなたと夜と音楽と:森山直太朗 - 夏の終り
8月も終わりに近づくと、無性にこの曲が聴きたくなる。森山直太朗のすんだファルセットヴォイスと、三線の素朴な音色が郷愁をそそる。
ことしもまた「異形の夏」になってしまった。いまではもう遠い「普通の夏」に思いを馳せながら、今夜はこれで眠りにつこう。