【コラム】英語の格言:成功をつかむ能力
このコラムでは、英語の格言を紹介しながら、心が折れそうな時の立ち直り方や、成功するための心構えを思いつくまま書いてみます。みなさんが自分自身を見つめ、満ち足りた人生を送るための支えになれば幸いです。
みなさんは、人生において成功するためにどのような努力をしていますか。
もちろん、「成功の定義」は人によってさまざまな考え方がありますが、ただ闇雲に行動しても人生がうまくいくとは限りません。
今日は、「成功をつかむ能力」についてのこんな格言を紹介しましょう。
成功につながる資質
The first requisite for success is the ability to apply your physical and mental energies to one problems incessantly without growing weary.
― Charles Caleb Colton(English cleric, writer, and art collector, 1780- 1832)
成功するために最初に必要な必要なことは、体と心のエネルギーをひとつの問題に絶えず傾注し続ける能力だ。
ジョナサン・スウィフト(イングランド系アイルランド人風刺作家・司祭)
日本のバブル崩壊前までの成功への方法は、誰にでもわかりやすい指標がありました。
お金の匂いのする産業を嗅ぎつけてそこに身を置き、大規模な広告費を投入しの安い給料で社員を雇って低価格で一気にシェアを勝ち取るというものでした。
個人の生き方で言えば、高学歴で大手企業や高給な業界でキャリアを積み、社内政治で勝ち抜いて昇進していくというもの。
しかし、失われた30年で人々の消費意欲が減退し、そして今またコロナウィルスの流行で、これまでの決まり切った成功法則が通用しなくなっています。
結局、専門性を高める努力に勝るものはないということなのですが、たった1ヶ月や1年程度継続したところですぐに結果が出るものではありません。
少なくとも「超一流」と呼ばれる人間になるためには、マルコム・グラッドウェルが提唱した「10,000時間の法則」が有名です。
しかし、最近では時間の量よりも質の方が大事であり、超一流を目指すのでなければ、そこまで時間は必要がないとの意見が出ています。
大切なことは、前もってキチンと計画を立て、他人からフィードバックを受けながら、習ったことを人に教えてみることが重要なのです。
こうした努力を続けることが、結局みなさんの手元に成功を引き寄せるカギとなることでしょう。
英語学習ひとくちメモ:英語はまずリスニングから
中学レベルの単語と文法を習得したら、次のような英語の4技能の練習に移りましょう。
1.リスニング(聴解)
2.リーディング(読解)
3.ライティング(作文)
4.スピーキング(会話)
上から下へいくにつれて難易度が高くなります。なぜなら、受動よりも能動に、個人作業でなく他人との意思疎通に、そして思考時間がより短く瞬発力が必要になる順番だからです。
なので、最初から「ペラペラになるために頑張るぞ!」と一気にスピーキング練習をするのではなく、なるべく多くネイティブや非ネイティブの英語をインプットして聴覚を鍛えるようにしましょう。
現在の小・中・高校や英会話学校では「会話する」ことに重点が置かれています。しかし、単語も文法もあやふやでリスニングもリーディングもまともにできない人が、会話などできるわけがないのです。
一番手っ取り早いのが、動画を視聴すること。しかも子供向けの番組が最適です。
まず紹介したいのが、僕も子供の頃NHK教育テレビで見ていた「セサミストリート」。まずはこちらでみなさんの好みにあったものを探してみるといいでしょう。
アルファベットの歌のような簡単なものから始めるのもいいかもしれません。
「内容が子供っぽいのはちょっと...」という方は、英語スピーチの名人がしのぎを削る「TED」が最適ですね。
ビル・ゲイツなどの各界著名人から市井の一般人まで、あらゆる人種の人たちの英語スピーチを心ゆくまで堪能できます。しかも自分の好みの字幕を表示させることもできます。
気になった方は、さっそく今日からでもチャレンジしてみましょう。
それでは、またあした。