【あなたと夜と音楽と】Paul Mariat:L'amour est bleu(恋はみずいろ)
昨日のイージーリスニング編が評判がよかったので、調子に乗って続けてみることにしました。
今夜紹介するのは、イージーリスニング界の第一人者、ポール・モーリアのヒット曲「恋はみずいろ」です。
「恋はみずいろ」について
もともとは、1967年に開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストにおいて、ギリシャ出身の歌手ビッキーが歌った曲です。
これがその後様々な音楽家にカバーされ、なかでも1976年にポール・モーリアがイージーリスニング調にアレンジしたカバーバージョンを発表。
翌年にはアメリカのビルボードチャートで最高2位、全英チャートで12位という記録を作るほどのヒットとなりました。
イージーリスニングの歴史
1960年代から1970年代にかけて、こうしたオーケストラ主体のインストゥルメントタル音楽が世界で人気を集めていました。
代表的なオーケストラとしては、ポール・モーリア、パーシー・フェイス、レイモン・ルフェーブル、フランク・プウルセルなどの楽団があります。
1979年にビルボードのイージーリスニング・チャートが「アダルト・コンテンポラリー」になり、やがて内容もインストゥルメンタルからヴォーカル主体の音楽に変わっていきました。
編集後記
キャンディーズやピンクレディーに夢中になっている友達を尻目に、小学生時代にはずっと歌謡曲やイージーリスニングを聴いていました。
なかでもこのポール・モーリアが大好きで、初めて買ったシングルレコードが「オリーブの首飾り」だったことを今でも覚えています。
個人的にデビッド・フォスターやシカゴなどのAORにひかれるようになったのも、子供の頃のイージーリスニング好きからずっとつながっているんだということがわかったのです。
今回このブログを書くことで自分の音楽指向のルーツが明らかになり、この年になって新しい発見をすることができたので、とてもうれしい気分になりました。
それではまたあした、素敵な音楽とともにお会いしましょう。
おやすみなさい。
よい夢を。
Sweet Dreams.