【在宅勤務のトリセツ】大企業のオフィス縮小に見る在宅勤務の未来
あいかわらずコロナの流行は収まっておらず、いまだ在宅勤務も人も多いことと思いますが、この流れに乗じて大手企業は経費削減の策を着々と売っています。
7月3日の報道によると、日本の大手IT企業の富士通は国内オフィスを3年間で半減させる方向で進んでいます。
PC業界で見ると日本IT企業はDELLやLenovoに押されて、実質のところ自社のみでのPC製造を行っていない状況です。
しかし、企業向けITインフラ市場で見ると、富士通はシェアトップを締めています。
こうしたIT大手企業がオフィスを半減するという意向を表明したことは、他の企業にも大きな影響を与えることはまちがいありません。
また、東洋経済オンラインの記事では「オフィスレスは『社員レス』につながる」と警鐘を鳴らしています。
会社員にとってはリストラは決して受け入れられないことですが、経営者的視点から見れば、固定費を削減することは企業経営の基本中の基本で、なんら後ろめたいことではありません。
さて、ますます加速する人員削減と在宅勤務の流れに対して、わたしたち労働者はどう考え、行動していけばいいのか、その対策について私の経験も交えながら解説していきます。
1.定時に帰る
これはもう、今となっては当然のことでしょう。やるべき仕事を終わらせたら、とっとと帰って今後来るべき厳しい社会に備えて準備をしましょう。上司や同僚の目を気にする必要はありません。自分の責任は果たしているのですから。
業績が悪化して経営が危うくなる会社がこれからどんどん出てきます。当座は持続化給付金などで食いつなげるところもあるでしょう。
しかし、コロナ流行がいつまで続くか先が見えない中、そうした資金でいつまで持ちこたえられかは疑問です。
リクルートさえ、こんな「姑息」な残業回避法をおススメしているぐらいですからね。
2.副業を始める
自分の会社がいつまでもつか分からないとなれば、定職はしっかりと確保して(言い方を変えると『会社にしがみついて』ということですが)、自宅で副業を始めてみましょう。
その際にひとつ注意したいことは「小さく始める」ということ。
例をあげれば、クラウドソーシングのようなすぐに取り掛かれて新たな出費もない「アルバイト+α」的な仕事から始めるのがカギです。
その他にも、次のサイトで紹介されているような、在宅でできる「PC副業」を始めてみるのもいいでしょう。
3.転職活動を始める
コロナの流行でこれから先の業績見通しが立たないなか、企業側としては人件費を削って「優秀な人材」だけを残そうとするでしょう。
え?自分は実績も残しているしこれからも安泰だって?もしあなたが高給取りだけでなく自分の意見をズバズバ言うタイプなら、安心は禁物です。
だって、会社は会社に忠実で、コスパのいい人材を必要としているので、たとえ優秀でも給料が高くて小うるさい社員は邪魔だしね。
もし、あなたが業績も野心も人並み以上なら、会社に黙ってこっそり転職活動を始めましょう。
転職活動をはじめるなら、motoさんの「転職アンテナ」がおススメですよ。
本日は、今後の私達の働き方をどのように考えればいいのか、富士通のオフィス半減の記事から読み解いてみました。
まるでダメ出しをするようで恐縮ですが、今回の緊急事態宣言や東京アラートなどによる在宅勤務の流れは、日本企業がこれまでなあなあで済ませていた「低成長時代でも生き残れるビジネスモデル構築」や「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」を先延ばしにしてきたことを暴露しました。
これから秋冬にかけて毎年「恒例」となった超大型台風の襲来やコロナ流行第二波が予想されます。これからどんな災厄が日本や世界に降りかかるのか、誰も予測はできません。また、政府を当てにすることもできません。
これからは「自分の身は自分で守る時代」。きょういますぐにご自分の「収入源」や「災害対策」を家族で話し合い、行動を開始しなければなりません。
編集後記:在宅勤務は「イス」が大事
在宅勤務だとついつい仕事に集中してしまい、身体の不調を訴える方が多くおられます。
ようよう経済オンラインの記事では、次の座り方を改善することによって腰痛を改善できるとのこと。
1.「足の裏3点」を地に着けて座る
2.お尻の筋肉を引き上げて座る
3.正しく背骨を立てる
4.正しい胸張りの姿勢を保つ
しかし、これからもずっと在宅勤務が続く予定の方やフリーランスの方は、体操だけでは腰痛の改善は難しいでしょう。
そこでポイントになってくるのが、いつも使っている「ビジネスチェア」です。
自宅にあった適当な椅子をとりあえず使っている方も多いのでしょうが、しっかりとしたビジネスチェアを揃えることが、長い目で見れば健康にも役立ち仕事の成果も上がるというもの。
ちょっとお高いですが(笑)、ここは思い切ってあの有名な「アーロンチェア」を購入してみるのってのはどうでしょうか。
ONE PIECEのヒットで一躍ベストセラー漫画家になった尾田栄一郎さんも、このアーロンチャアの愛用者とのことです。
確かに、漫画家という職業は典型的な「在宅勤務者」であるわけで、しかも「ブラック労働」にまちがいありません。なにしろ、雑誌の締め切りには何が何でも間に合わせなければならないわけですからね。
「アーロンチェアには12年保証が付いているので、もし持続化給付金や定額給付金がまだ残っている人は、思い切って購入してみましょう。
ただし、この椅子に座ったからといって、10時間でも20時間でもまったく疲れず仕事ができる、というわけではないので、あしからず。
「やっぱりこの値段ではちょっと...」という方は、ゲーミングチェアという選択もありますよ。
アマゾンのゲーミングチェアランキングを見てみると、価格が20,000円〜25,000円程度のものが上位を占めていて、これなら手を出しやすいかもと思わせてくれます。
考えてみれば、ゲーマーも一日中パソコンに張り付いてゲームしてるわけですから、これはこれで立派な「在宅勤務」。「遊んでいるわけだから仕事じゃないだろ!」という人もいますが、eスポーツの選手なんかは立派な仕事ですからね。
ですから、第2の選択肢としてゲーミングチェアを購入してみると、お財布にも身体にも優しく仕事でも結果を出せていいんじゃないでしょうか。
それでは、またあした。