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美弥茶、それは沼の入り口【初めての「ご贔屓」と出会って退団を見届けるまでの話。(6)】

前回の記事を更新してから今日までの間にいろいろありました。
まずは月組新トップコンビお披露目公演、ムラ完走おめでとうございます!!
ひとまず走り切れてよかった…休演者の皆さんが心配ではありますが、早く戻ってきてくださることを願うばかりです。
私も観劇して参りました。本当に素晴らしかった!!月組の皆が愛おしい…これからの月組も楽しみです。

公演中には、月組のプリンスこと暁千星さんが星組へ組替えになることが発表されましたね。
正直な気持ちを言うと心の底から本当に寂しいです。いやだ!!!!ありちゃん行かないで!!!!!!今回のお芝居もショーもありちゃんが本当に素晴らしくて、上級生として、スターとして月組をばっちり支え、引っ張ってくれると思っていたのに。
星組に行ったらますます輝くに決まっているのでしょうけど…組替えは絶対良い方向に進むのはわかっているんですけど…
それはそれ、これはこれ!
宝塚に絶対なんてない、永遠なんてないと改めて感じた出来事です。
ひとまず、今は月組さんが東京に来るのを楽しみに待つことにします。

そうこうしている間に美弥るりかさん主演のミュージカル「ヴェラキッカ」の東京公演が終わりました。大阪の大千穐楽は後ほど配信されるとのこと。初日の延期がつい先ほど発表されて心配ではありますが、無事幕が開くことを願っています。

ということで、前置きが長くなりましたが。
今回は美弥さんを応援し始めたきっかけの話をします。

私が美弥さんのファンになったきっかけ、それはずばりお茶会です!!

美弥さんは、私の中でPUCKのダニーや1789のアルトワ伯の「ダークで妖艶」なイメージが強かったのですが、星組時代の紅5の番組を見て「実は面白い人なのか?」と感じ、更にカフェブレイクのコーナー「みやブレイク」で後輩とおしゃべりしている姿がとても優しくて、どんな方なのだろうと気になっていました。

そんな中、当時私が密かに推していた宇月颯さんの退団が発表されたのですが、その時に予想以上にショックを受けた自分がいたんですね…。
勇気を出してお茶会に行ってみればよかった!と激しく後悔しました。
そして、「次に気になる生徒さんに出会ったらお茶会に行こう!」と決めたんです。(なぜかちゃぴちゃんのお茶会に行くと言う発想は無かった…今でも謎。雲の上の存在っぽさがあったのかな?)

それと同時期に、映像で観た「グランドホテル」のオットー役のお芝居がとても素敵だったこと、そして宇月さんの退団公演であった「BADDY」のスイートハート様が最高だったことから、美弥さんいいなあ~好きだなあ~と思っていました。

そんなわけで私は勇気を出して美弥さんのお茶会に参加することに決めたのです!!

初めて参加したお茶会は、「雨に唄えば」のお茶会でした。
お茶会は夜からだったので、昼間に「雨に唄えば」の公演を観て、それからファンレターを書いて、ひとりで会場へ向かいました。
会場はホテルの宴会場です。ご立派なホテルで、とても緊張していました。
取り次いでくださった方がとても良い方で、「美弥さんのファンの方って優しいなあ~」とほっとしたことを覚えています。

着席してプログラムを見ると「ハイタッチ」の文字が。
えっ!?!?!?と思っていると、お隣のお姉さんが「これってご本人とハイタッチできるってことですか…?」と話しかけてくださいました。
そのお姉さんも初めてのお茶会参加とのことで、2人で口から心臓が出そうな思いをしながらあーでもないこーでもないと美弥さんの話に花を咲かせていると、開始時間となり。

ご本人が登場してからは、夢のような時間でした。

美弥さんはとにかく喋る喋る!
司会の方に「立ち止まらないでください」と注意されると、「怒られちゃうよ~><」といじける!笑
皆に手を振りながら練り歩くご自身の姿を、「ミッキーみたいだね」と笑う。

スイートハート様やアルトワ伯とは似ても似つかない、とっても可愛くてお茶目で優しい美弥さんがそこに居ました。

そして、ドキドキのハイタッチ会。

よく、友人に「美弥ちゃんに見つめられたらその視線に射抜かれて固まってしまうのでは?」というようなことを言われますが。

違うんですよ!!
美弥さんは目を合わせるとにっっっこり笑って目を細めてくださって、なんとも優しい表情になるのですよ…!

ハイタッチの瞬間、私は思わず「大好きです!!」と言っていました。笑

以降のお茶会では参加人数が増えたためハイタッチ会は無くなってしまい、雨唄のお茶会が最後のチャンスだったので本当にラッキーだったと思います。

公演やお稽古の時の話もたっぷりしてくださって、そのトークがまた面白いんですよ!!!
ゆったりとした語り口なのですがエピソードが止めどなく溢れてきて。ご本人の天然さや独特のセンスがまた良いスパイスになって、いくらでも聴いていられるんです。
大げさでなく、一瞬で時間が過ぎていきました。

そして私は、お茶会が終わるころにはすっかり美弥さんファンになってしまったというわけです。

あんなに愛に満ちた空間は初めてでした。
そして、あんなに心がほっこり温かくなったのも初めてでした。あの多幸感は宝塚のお茶会ならではだと思います。

ちなみに、その時隣に座っていたお姉さんとは、あれ以来美弥さんファン仲間としてずっと仲良くさせて頂いています。
そんな素敵な出会いがあったことも、美弥さんのファンになってよかったことのひとつです。

今はコロナの影響でお茶会は開催されていないですよね…
お茶会は、生徒さんの新しい魅力に出会うことができる本当に素晴らしくて貴重な機会だったなと感じています。

早くお茶会が復活して、生徒さんとファンが直接交流できる場が戻ることを願っています。

読んでくださって、ありがとうございました!

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