キャラクターイラストの表情の基本のつけ方
…について聞かれて答えたことのまとめです。
資料は?
練習の資料として「漫画」が良いのではないか…と言われましたが
自分のおススメは「アニメ 表情集」「アニメ 表情差分」で画像をググってください。もしくは「ゲーム 表情差分」でも立ち絵の顔差分が見れるので良いです。
漫画は複雑な表情やシチュエーションで良い表情がたくさんありますが、
漫画は面白いので読んでしまって練習時間を盗まれます。
また、複雑な表情=基本より上の表現で、かなり歪ませていることも多く
基本を知りたい…という時の練習には不向きです。
漫画を資料として使うのであれば、
漫画を読んでいる途中で良い表情をメモって後で描く(もしくはその場で描く)、
描きたいキャラクターにさせたい表情の参考として逆引きする
という感じに使うことをお勧めします。
アニメの表情集は、複数の人が描くことを前提としているので、バランスの取れたものが多く、基本を学ぶのには向いていると思います。好きなアニメであればテンションも上がりますし。
本編には多方向のビジュアルもあるので、確認もできます。(この時も時間泥棒に注意)
アニメ表情集はいろんな角度からの構図が多いので
向きの違う顔や引き出しを増やしたい方にもおすすめです。
ゲーム…というか立ち絵がもっとも基本に近いです。
同じ向きの顔で顔のパーツのみを変えるものがほとんどです。
眉・目・口のパーツを分けているといくらでもいろんな表情が出せます。
詳しくは下記で説明いたします。
基本の表情と表情筋
キャラクターイラストの表情差分の基本は「喜怒哀楽+驚」だと思います。
立ち絵でこの5種類あれば、大抵の会話にどれかの表情が付けられます。
目・眉・口で表現できるほどシンプルです。
この動きをつけているのが、顔の筋肉「表情筋」です。
眉(眉頭・眉尻)
目(頬肉、目尻・瞳孔)
口(口角筋)
大まかにこれらの筋肉がそれぞれ動くことで表情を作ります。
これを基本に感情の度合い、混ざり具合で動く筋肉が変わってきます。
表情のつけ方
ただ、表情が苦手…と答えた方は技術的な事よりも
キャラクターの心情の掘り下げが浅いだけなのではないかと思っています。
前記で資料に「漫画」と言っていた方は、漫画の表情が豊かだからだと思うのですが、
漫画は感情を深掘りして描かないといけないので表情が豊かな(いい表情が多い)のだと思います。
ボクが良くやる方法ですと
描いているキャラクターが何を話しているかを考えます。
考えるのは描く前でも、描きながら(下書き段階)でも良いです。
実例
先日上げたイラストで例をだします。
こちらのイラストは、まず手素材から構図を考えました。
↓使用素材
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