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小学校6年生向けワークショップ「SDGsビンゴをつくろう」を実施しました!

伊江島の「子ども会」と呼ばれる小学校6年生までのこどもたちで構成されている組織のリーダー研修にて、SDGsのワークショップをさせていただきました。

以下のように取材もいただいたのですが、こちらに裏側というか、やってみた側の視点でご紹介したいと思います。

前半は座学「SDGsをつかって考えよう」でグループワークを実施しました

最初にプレゼンテーションを軸に、座学を実施しました。

主に国内外のさまざまなイノベーティブなニュースやサステイナビリティに関する取り組みを紹介し、グループワークでどのSDGsのゴールに関連しているか考えてもらいました。

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短い間でしたが、1つの出来事に対して複数のゴールが直接・間接的にかかわっていることがそれぞれのグループで明らかになり、とても驚きました!

小学校高学年でも、すでにかなりの知識やアイディアがあるんですね。

一方で、以前開催したときの反省点を踏まえて、事前に以下の対応をしていました。

(1)1部ゴール名称の変更

既存のゴールの呼び方だと「意味がわからない」というこどもたちもいたので、今回は事前に変更したゴールがありました。

本来の国連のものとは少し変えていることを説明したうえで、グループワークを円滑に行うために変更しました。

3.すべての人に健康と福祉を
→「すべてのひとが健康で幸せに」
(介護・障がい者・妊婦などのアイコンで福祉がイメージできるように)

8.働きがいも経済成長も
→「働きがいも仕事の成功も」
(元気に働くこととお金が入ってくることがイメージできるように)

9.産業と技術革新の基盤をつくろう
→「機械やインターネットの力で暮らしをレベルアップ」
(災害に強いインフラ、技術開発や研究、イノベーション、環境にやさしい技術や生産の方法などがイメージできるように)

16.平和と公正をすべての人に
→言い換えはせず、補足説明を実施
(子どもに対する虐待や搾取、人身売買、暴力や拷問、武器の取り引き、汚職や贈賄をなくすことがイメージできるように)

17.パートナーシップで目標を達成しよう
→言い換えはせず、補足説明を実施
(「パートナーシップ」の意味が分からないという子がいたので、「チームワーク」に置き換えて説明)


(2)ゴールにフリガナをふる

「飢餓(きが)をゼロに」が読めないこどもたちがいました。

これは今回やってみて新たに見えてきた反省です。

たしかに、アイコンでイメージはつくかもしれないけれど、6年生には難しかったですね。

そのほかにも「貧困」や「基盤」なども難しい言葉および概念だったかなと思います。


お昼は調理実習で「お肉じゃない”お肉”でタコライスづくり」に挑戦しました

SDGsとの関連も考えられる代替食品。

世界規模で市場が急激に拡大してきている産業の1つでもあります。

そんな代替肉のひとつ「大豆ミート」をつかったタコライスづくりを今回の調理実習で実施しました。

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大豆ミートと普通の食用のお肉、両方とも作って食べ比べができるようにしたのですが、結果は「普通のお肉の方がおいしい」。笑

前半の座学で取り上げた無印良品の「こおろぎせんべい」を食べてもらったほうがよかったかな~なんて、ちょっと反省。

代替肉、技術革新に期待ですね!!!


後半は場所を移動してフィールドワークをし「SDGsビンゴ」をつくりました

お昼ご飯をお弁当にして、午後からは伊江島の「青少年旅行村」に移動。

観光地の伊江ビーチ、キャンプ場、公園、売店、ビーチバレーコート、トイレやシャワーなどがある一角です。

ここでは、MOGUさんのメディアで紹介されている「MOGU SDGs BINGO」を参考に、伊江島のこどもたちが自由な発想で考えられる内容を検討してみました。

まずは青少年旅行村を舞台に、SDGsのゴールに関連する「現状のこと」や「ゴールを達成できるアイディア」を調べるフィールドワークを実施しました。

続いて、フィールドワークで洗い出した内容を基に、3X3マスの「青少年旅行村であそべるSDGsビンゴ」づくりをします。

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4グループでシャッフルし、お互いのビンゴを解きあう時間も設けました。

解きあうことで、自分たちが考え付かなかった回答を学び合うことができ、理解を深め合うことができました!


今後もこどもたち自身が主体的にかんがえて取り組めるような自由なワークショップを軸に、みんなで答えを見つけていくような学びの場を増やしていけたらなと思います。


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