ウェアハウス川崎に行く。【日記】
11月17日に閉店になるというウェアハウス川崎電脳九龍城に行った。
SNSで建物内の世界観が「とにかくすごい」と話題になっていたが、
私は施設のことをよく知らず(また載っていた写真もよく見ておらず)
「レトロで昭和な感じかな?」と思っていた。
全然違ったし、
私からしたらお化け屋敷よりも怖い類のコンセプトであった。
まず流れているBGMが怖い。
「パリーン」とガラスが割れるSEや恐怖心を煽る低い音。
生活音が混ざっているっぽいのもまた怖さを倍増させた。
廃墟。荒廃。不気味だった。
壁にある「梅毒」「性病」と書かれた、ビリビリに破れている貼り紙。
赤いネオンで煌々と、それだけが目立つように佇む「九龍」の文字。
「なぁここのゲーセンこええよ」
『鬼灯の冷徹』のルリオの台詞を呟いた。
ただ、2階にあった洗濯物が干してある
ベランダのような空間は、なんか好き。
あー、舞台美術とかでもこんな生活感出てるのが好きだったなぁー
それって異国っぽい世界のドアを作ったり、
ベンチを置いて公園感出したり、
おっきな月とか作って後ろにシンボルっぽく置いておくよりも
遥かに難しいんだよなぁー
こんな「そこで生きている」ような舞台美術を作りたかったのに、妥協して
スタッフに言いたいこと言えなくて、
妥協して妥協して時間も実力もなくて
「もうちょっと考えれば良かったなぁ」なんて
今考えてもどうしようもないんだけど
一つの引っかかりから、考えてしまった。
最後の5分くらいは、疲れなのか何なのか
早く出たくてたまらなくなった。
あと15分いたら体のどこかがおかしくなっていたと思う。
ウェアハウス川崎の怖さは、
お化けよりも幽霊よりも、
人間が怖いと感じさせるところだろう。
夢に出てこないことを祈る。
(このnoteは考えをまとめる為の文字起こしです)
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