社会人1年半の間で学んだこと。

社会人2年目を終えようとしている今、社会人になって学んだことをまとめたいと思う。というのも、大学生の頃までは、テスト・受験・大会などの目標や、卒業というゴールが設けられていたけれど、社会人になって急に 大草原に放たれたように、何を目途にすればいいか分からない状況になったから、自ら『今』を節目ということにしようと思ったのだ。

私は社会人になって3ヶ月で心身のバランスを崩し休職、その数ヶ月後に退職→転職したので、自分の中で、社会人としてちゃんと働いたのは1年半という感覚である。もちろん最初の半年で学んだこともあるが、後の1年半で社会人として働いて学んだことを今日はまとめようと思う。

まずはやはり『責任感』。自分に任された仕事は『自分が』しっかり全うしないといけないという感覚は、学生時代までは それほどない感覚だった。その責任感をしっかり背負いながら、でもそれに押しつぶされてしまわないように、どこか逃げ道を作る。『責任を背負うこと』と『逃げ道を作ること』、この両方を無意識に学んだ気がする。
付随して、『自分が』責任を全うするために、分からないことや不安なことは聞いておく、もっと言うと、『質問するのに相応しい人を選び 頼ること』の大切さも学んだ。
さらに付随して、仕事で違和感を感じたり、不安な気持ちになったりした時に、『相談するのに相応しい相手を選び 相談すること』も大切だと学んだ。私はプライベートも含め、何でも相談できる人というのは少ないけれど、1人にでもいいし、全部じゃなくてもいいから、自分の気持ちを開示することは自分を楽にできると知った。

あとは『チームで動くこと』。チームで動く時に『自分にできることを気を利かせてやっておくこと』ができるようになった。
加えて、自分のことだけでなく『チーム全体を考えて、1番良い決定をする』こともできるようになった。みんなが今は忙しそうだから あえてミーティングは増やさないとか、今は質より効率を目指そうとか、そういったことだ。そういう意味では、周りの人たちの状況(忙しさや楽しく働けているか等)も見れるようになった。
『チームメンバーとの距離感』も適度に保てるようになった。合わない人とは必要最低限の会話を。合う人とも愚痴を言いすぎるとマイナスな影響が生まれることもある、といったことも知った。
そして、チームの中で『自分に何か役割ができると、働きやすくなること』も知った。おそらく「所属の欲求」というものが満たされるのだと思う。忙しくなりすぎない程度に、1つでも役割があると、チームの役に立っている感があり、少し前向きに働ける。

最後は『ワークライフバランス』だろうか。プライベートでどれくらいの時間、どのような形で休めたら、仕事も含めた自分の『生活(人生)』が楽しいのか。私にとっては、友達と電話をしながら家事をこなす時間がすごく大切だし、1人になって自分と向き合う時間も大切だし、何も考えずゲームをする時間も大切だし、趣味(音楽や旅行など)を楽しむ時間も大切だし、ほどよく副業する時間も大切だと思っている。


社会人になって学んだこと・できるようになったこと
☕️自分の仕事の『責任を背負うこと』
☕️大きな責任からの『逃げ道を作ること』
☕️分からないことについて『質問するのに相応しい人を選び 頼ること』
☕️自分のネガティブな気持ちを『相談するのに相応しい相手を選び 相談すること』
☕️チームで動く時に『自分にできることを気を利かせてやっておくこと』
☕️チームメンバーの状況を踏まえ『チーム全体を考えて、1番良い決定をすること』
☕️『チームメンバーとの適度な距離感』
☕️チームの中で『自分に役割ができると、働きやすくなること』
☕️仕事以外の『休みの時間の過ごし方』


こうやって考えると、社会人たった1年半でたくさんのことを学んだ。きっと、もっと長く社会人をやっている人は、もっとたくさんのことを、もっと深く学んでいるのだろう。
また、今お休みをしている人や、夢を追いかけている人や、この先どうしようかと考えている人や、とりあえずなんとなく日々を過ごしている人は、私が学べていないことを学んでいるのだろう。
何を言いたいかというと、人は日々を生きているだけで、意外と多くのことを学んでいるということだ。それを振り返ったり言語化しないと、学んでいる感はないけれど。
節目というものがない『社会人』。褒められることも、頑張りを認められることも、こうしなさいと指図されることも、格段に減った気がするけれど、学生時代と変わらず、いやそれ以上にたくさんのことを学んでいる。
ただそれを再確認するだけのお話。

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