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火曜サスペンスで計る日常
なにが日常で、なにが非日常か。
簡単な言葉で言ってしまうと、いま、多くの人の価値観が揺り動かされているんだと思う。
以前の記事でわたしはこう書いた。
スーパーマーケットという場所は、
わたしの食や暮らしと直結している場所であり、
わたしの日常があり、
わたしの社会性があり、
わたしの物差しがある場所なのである。
今はそんな場所にも行きにくくなってしまった。
わたしにとってのスーパーマーケット
いつものスーパーマーケット
休日だというのに体力的にも精神的にもひどく憔悴しきった日があった。
さっさと家に帰ればいいのだけれど、それも違った。
家に帰って一人になったら、膝を抱えててそのまま暗闇に紛れ込み、二度と戻って来られなくなる気がした。
家はシェルターであり、家はひとりぼっちだ。
ふらふらと、ぼんやりと街を歩く。
頭が回らない、何も考えられない。
どこに行けばいいのだろう。
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するとどうだろう。
わたしがものを買うわけ
三姉妹の真ん中、姉とは年子。
10歳以上年齢の離れた従兄弟や親戚が、近所に住んでいた。
当然のように幼いわたしにはたくさんのお下がりが与えられた。
お姉ちゃんとお揃いの可愛いお洋服、
おままごとセット、リカちゃん人形、
どこかパーツがない親戚のおもちゃ、
ゲームセンターでとったキャラクターのぬいぐるみ。
みんな良かれと思って与えてくれた。
自分で選んだ記憶はほとんどない。
誰かからもらったケー
6月は蝕まれていった。
じわじわじわ。
頭の中で一匹の蝉が脳幹につかまって鳴いている。
じわじわじわ。
7【シチズン Q&Q フォルコン】
腕時計を探していた。
数年前からメインで使っているシチズンの手巻き時計に不具合があり、
修理の間だけ必要になってしまった。
腕時計は、そのメイン以外を使うということを考えていなかったので焦った。
代機はできる限り手頃な値段ですませたい。
かといって、ホームセンターのサービスカウンター前で売っているものを買うのもテンションが上がらない。
さてどうしたものか。
あ、一つ候補があった。
”チー