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【レコード・プル】音楽をシェアすることは、〇〇のシェアになる
どうも、かいです。
このマガジンでは、
Podcast番組「Okinawa Echoes」で
話したいトピックをネタ帳として
綴っていきます!
ぜひPodcastと合わせて
お楽しみください!
【Okinawa Echoes | 20代メンズのよもやまRADIO】
■好きな音楽を紹介し合う──「レコード・プル」がおもしろい
最近こんな本を読みました。
著者はお二人で、まず一人目が、
サウンドエンジニア、音楽プロデューサーを経て
今は音楽大学の教授を務めているスーザン・ロジャースさん。
二人目が神経科学者のオギ・オーガスさんです。
本書はそのタイトルの通り、
「なぜあなたはあの曲が好きなのか?」という
人がある音楽を好む理由を人が持つ特性と
科学的な視点を交えながら紐解いていく本になっています。
著者は音楽鑑賞の以下の七大要素を提唱しており、
本物らしさ、リアリズム、斬新さ、
メロディー、歌詞、リズム、音色の観点を持ってして
それぞれのリスナー特性を導くことができるとのこと。
そしてそれぞれの要素で自分が気持ち良いと感じる
塩梅のことを「スイートスポット」と呼び、
これこそが自分が好む音楽の特徴であると説明しています。
他にも著者のスーザンさんが
音楽プロデューサーになった
背景なども書かれているのですが、
これもまたすごいですよ。
スーザンさんは音楽業界にコネがあったわけでも、
バンドマンとして名を馳せていたわけでもない、
むしろ楽器も全く弾けない状態だったのに、
サウンドエンジニア、そして音楽プロデューサーにまで
成り上がったんですね
楽器は弾けないけど、
音楽を長年聴いてきた"耳"はあるといい、
これまでの生活を捨てて
一からサウンドエンジニアとして
キャリアを積むところからスタートしたそう。
それから紆余曲折があって、まさかの展開になって…
とまあ詳しくは本書を読んでみてくださいね。
本書の中でおすすめしている"遊び"に、
「レコード・プル」というものがありました。
これは一言で言えば、
「ペアになって好きな音楽を聴かせ合う」
というものです。
レコード・プルにはルールがあり、
一つは自分にとって特別な意味合いを持つ
音楽を選ぶと言うこと。
"意味合い"の定義はざっくりでいいですが、
思い出がある曲だったり、音楽的センスにささる曲、
奥深い歌詞の曲、結婚式でかけたい曲など、
なんでもいいそうです。
そしてもう一つが、
超有名なメジャー楽曲というよりは、
あまり大衆には馴染みの薄いような、
マイナーめの曲を選ぶことです。
このレコード・プルの面白いところは、
自分自身の新しい一面にであるところです。
音楽を紹介するにあたって、
自分のアイデンティティや音楽への私的な愛情、
なぜこの音楽に心を奪われたかを自分の中で
咀嚼する時間がありますよね。
このときに自分の一面の細部を
知ることができるんです。
レコード・プルが盛り上がると、
自己分析や自己発見が多くなり、
ましてや人生について考える時間にもなるんだとか。
"レコード"と言っていますが、
もちろんアナログレコードだけでなく、
CDでもサブスクでもYouTubeでもOK。
友人や恋人と好きな音楽をシェアしてみると
新たな自分を知れちゃうかも?
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