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#212 政党のトップと民間企業のトップの違いと共通点【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

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普段ニュースをあまり見ない人も、2023年話題になったニュースとして「ビッグモーター」「ジャニーズ」「派閥の政治資金問題」は知っていると思います。

自動車保険の不正請求を行なっていたビッグモーターと、性加害問題を放置していた旧ジャニーズ事務所(現「SMILE-UP」)は、いずれもトップは辞任に追い込まれました。

それに対して、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題ついて、トップである岸田首相は「大変遺憾なことであり重く受け止めている」と話し、池田衆議院議員を自民党から除名する方針の説明にとどまりました。

岸田首相、せめて謝罪の言葉があっても良かったのでは…。

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は、政党のトップと民間企業のトップの違いと共通点についてのお話です。

日経新聞に興味深い記事があったので、その内容を踏まえお話していきます。

岸田首相は2023年11月の臨時国会で、「各派閥の政治団体はそれぞれ独立しており経理状況については承知していない」と答えています。

派閥には手を突っ込まないのが自民党の暗黙の了解らしいんですが、これこそ首相の発言の背景にある構造です。

ただ、「知らなかった」では簡単に済まされないのが民間企業。

例えば政党を会社に置き換えてみると、「派閥」は「自民党ホールディングスのもとにある傘下企業」となります。

企業のホールディングス会長が、「個々の傘下企業の状況は、把握しておりません」と言おう物なら、世間からの目がどうなるかは容易に想像がつきますよね。

にもかかわらず、今回の政治資金パーティーの裏金問題に関しては、それが罷り通ってしまっているわけです。

旧ジャニーズの問題と政治資金パーティーの裏金問題に共通する原因は、「統治不全から来る閉鎖性」です。

ジャニー喜多川氏による性加害問題は50年以上に渡って見過ごされてきましたし、自民党の派閥をめぐる問題も見て見ぬふりを続けてた側面がありました。

ここからは個人的な意見ですが、政治問題と、民間の問題を比較してみると根本的な問題の起こり方は官民問わず同じ傾向があると感じます。

しかし両者で対応の違いが生じるのは、やはりその団体のカルチャーが大きく影響しているのかなと思いました。

そう考えると、もっと小さい範囲、例えば学校のクラスにおいても、これらの問題から教訓を得ることができると思うんですよね。

例えば「いじめ」の問題は特にそうで、「見て見ぬふり」が事を大きくしてしまうケースが多くあります。

「昔からそうだから」という考えは危険であるにもかかわらず、意外とどの組織や集団に行ってもよくあるものです。

そういった意味でも、民間であれば転職の推進、政治であれば積極的な選挙への参加によって、ヒトの流れを作ることは大事だと感じますね。

そして、こういうニュースを見るときって、「へぇ世の中ではこんなこと起きてんだー」とどこか他人事のように見てしまう自分もいますが、大事なのは何でその問題が起きてしまったのか根本を知ることで、自分の普段の生活に落とし込むことだと思います。

ニュースで難しい内容も多いですが、まずは自分の興味があるところからチェックしてみてはいかがでしょうか。

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