薄闇を纏って夜はギンギラの破滅を飲んだいついつまでも
終わりなんて見せないでまだ予告編が始まった薄暗さ
日に焼けて澄んだ色になったチラシを握り潰したままで寝ていた
来る来ない私が生まれた天平の世から変わらぬ文の出し合い
破滅の味がするお茶が何より旨いと感じるよう育ってしまった
花、嵐、同じく我が身世に揮う 一杯の酒、能く之を識る也
忘れてたあの夏の日のメモワール 意味も知らずにつけるタイトル
薄闇を纏って夜はギンギラの破滅を飲んだいついつまでも
今日も生み出すことができない夜明け 積まれた本も崩したままで