2021年ベスト映画
今年もとても幸せな映画ライフでした。
映画を観るのも書くのも選ぶのも、ほんとうに楽しかった!
1. 『偶然と想像』(12月)言葉を、信じている人の映画だった。セリフ、演出、カメラ、編集、音楽どれをとってもテンポよく、映画がこちらに語りかけてくるようで、いややはり、ただ滔々とスクリーンの中で映画が時を過ごしているだけのようでもある。他人と自分、世界と自分、世界と他人、その関係の偶然(か必然か)をロマンティックな想像力をもって映画にしてみせた。人間への信頼と冷静と希望を文学的表