栃木県 めぐり
以前から行きたかった那須の水庭からスタートして、栃木県内の気になる建築を巡りました。
アート・ビオトープ那須「水庭」 / 石上純也 / 2018
那須高原のホテル「アート・ビオトープ那須」に新しいエリアとしてつくられたボタニカルガーデン「水庭」。
318本の樹木と160個の池が緻密に配置されている。
敷地の一番奥に全体を見渡せる丘がある。
倒木防止のための金属部材が見られる。
池の水を循環させるため、池と池の間にはパイプが通されている。
パイプの途中に穴が開いており、そこから水の音が聞こえる仕掛けになっている。
ホワイト・リムジン・屋台 4号 / アトリエ・ワン
ホテルの中庭にアトリエ・ワンが設計した屋台が置かれている。全長は8m。
N’s YARD / 2018
小さな女の子をモチーフとした作品で有名な奈良美智の個人美術館。
那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA / 隈研吾 / 2001
米を貯蔵していた80年前の古い石蔵を再利用した美術館。
石蔵の素材と同じ茅野石を用いて展示空間をつくっている。
光が入る隙間は塞がれていない。限りなく室内的な外部の展示空間。
敷地一番奥の石蔵は壁面を支えるバットレスが付いている。
石の仕上げのコレクション。
駐車場の奥から美術館裏側を見る。
録ミュージアム / 中村拓志 / 2010
小山市街地の道路沿いにある木造平屋建ての私設美術館。
グリッド状(6本×3列)に植えられた木々の間を縫うように建物が建つ。
本棚の中に照明のスイッチが隠されている。
トイレのハイサイドライトにステンドグラスが嵌められている。
建物が浮遊しているように見せている。
敷地の裏側から見る。
那須塩原市まちなか交流センター「くるる」 /
藤原徹平+針谷將史 / 2019
黒磯駅前から続く国道沿いに建つ鉄骨造の地域交流センター。
高さ6mの大屋根が屋根下広場から屋内広場を覆い、その両脇にカテナリー屋根にのキッチンや展示エリアなどを配置する。
薄っぺらい柱。
空間に方向性を生まれ、道路から建物を見たときに視先が敷地の奥までよく通る。
カテナリーの屋根は内外を連続させるようにつくられる。
軒先を薄く見せる鉄板屋根。支える柱は細く軽やか。
屋根は鉄骨と同じデザインで留められている。
ピクトグラムに施設のロゴを入れている。
ちょっ蔵広場 / 隈研吾 / 2006
JR宝積寺駅の駅前広場。
大谷石で作られた古い石蔵のリノベーションと新設の商業施設が広場を囲む。
宝積寺駅 / 隈研吾 / 2008
JR東北本線と烏丸線の起点駅。
ラワン合板の木架構が天井全体を覆い、ちょっ蔵広場の壁のパターンを延長する。
住箱 / 隈研吾
木で覆われたトレーラーハウス。
水庭からN's YARDへ向かう途中「バターのいとこ」というお菓子屋さんで発見。
すみれチャイルド / 慶野正司 / 2014
既存の保育園に3~5歳児の保育室を別棟で増築する。
室内全体が遊具のようなっている。(外観のみ撮影)
大谷資料館
大谷石採石場跡に関する博物館。
広さ約2万㎡、最深部で地下60メートルの巨大空間が広がる。
大谷石採石場に関する資料を展示する施設。
中に坑内への入口がある。
エントランスの道から段差、植木鉢や花壇も大谷石でできている。
カフェで売られている大谷石の植木鉢。
一泊二日でたくさんのスポットに行くことができました。