初めての人間ドックで一番辛かったこと
初めての人間ドック。
一番辛かったのは絶食でもなく、初胃カメラでもなく、検査2時間前からの絶飲でした。
今まで受けてきた特定健診などで「前日20時以降の食事&朝食抜き」は経験済みでしたし、半日やそこらの絶食は特に苦でもないです。単純に食べなければいいだけなので。
しかし、「絶対に何も飲んじゃダメ!」はきつかった。
たかが2時間、されど2時間。
水分補給は定期的に少しずつが良いと聞いてから、およそ15分おきにちびちびと飲むという行為が習慣化してもう10年以上はたちます。
もはや自動的に飲んでいる現状なので、麦茶ポットとコップに「〇時以降は飲むべからず」というメモを貼り付けました。
にもかかわらず、無意識に麦茶ポットへ手を伸ばし「あ、飲んじゃダメなんだ」とあわてて手を引っ込めるという動作を繰り返す私。
その都度ストレスゲージが上がっていきます。
水分を、水分をとらせてくれ……
なにより、最大限に注意しなければならなかったのは道中に起こりうる「うっかり飲み」。
信号待ちでついグビッとやっちゃいそうです。
飲んじゃダメだ、飲んじゃダメだ、飲んじゃダメだ、とどこぞのシンジ君のようにつぶやきながらテクテク歩く不審者な私。
その努力と鉄の意志のおかげで無事難題をクリアすることができました。
胃カメラ終了後、「喉の局所麻酔が取れるまでは上手く呑み込めないから気をつけてね」と言われた時は思わず天を仰ぎましたが。
水分を、水分をとらせてくれ……
これも一種の中毒症状なのでしょうか。
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