忘年会をやりたいならば、勤務時間内にするべきである

もはや年末の恒例行事となっている『忘年会』に関するアンケート。

コロナ禍、変わる忘年会＝「必要ない」７割―識者「私的なイベントに」 - ライブドアニュース

「行きたくない」「必要ない」の声が年々増えているように感じますが、実際は「今までもそう思ってたけど言い出せなかった」だけなのではないかと思います。

確かに『忘年会』は普段職場で接することのない人と交流をもてたり、意外な話を聞くことができたりと仕事につながるメリットもあるのでしょう。
しかし、そもそもお酒を飲まない人や飲み会を好まない人からすればデメリットに感じるほうが大きく、自分の時間を削られストレスを溜めるだけの厄介な集まりでしかない。

何かと理由を付けて飲み会を開きたい人たちからすれば、「忘年会不要」という風潮は寂しい現状なのだと思います。
このままだと『忘年会』という風習は衰退の一途をたどり、やがては「そんな時代もあったね」と過去の遺物扱いされてしまうかもしれません。

お酒を飲まない私としては職場の『忘年会』はいらないと思っています。
会社のお金で飲み食いできるといっても積極的に参加する気にはなりません。
ですが、楽しい『忘年会』の思い出もあるので完全消滅はちょっと寂しい。

なので『忘年会』が今後も存続するにはどうしたらいいか考えてみました。

”勤務時間内に『忘年会』を行う”

おそらくこれしかないと思います。
『忘年会』が仕事につながる大切な行事であるならば尚更ですし、『忘年会』に意義を見いだせない人たちも勤務時間内、すなわち給料の支払われる仕事としてなら断る理由はありません。

今までの「勤務時間外で行われる」というやり方が悪いのであって、『忘年会』という一年の苦労をねぎらいあう風習自体はそんなに悪いものじゃないと思うのです。

おそらく、昔と違って「仕事以外にやることがない」という人は少数派でしょう。
それぞれ趣味に没頭したり、家族との時間を大切にしたりする人がほとんどだと思います。

古い価値観を見直し、時代に合わせてアップグレードする。
『忘年会』にもその時期が来たのではないでしょうか。

「飲食代を出すだけでなく、給料まで支払えってか！？」
そんな声が聞こえてきそうですがハッキリと言いましょう、

「『忘年会』をやりたければ飲食代は当然の事、給料も出すべきだ」と。

真っ昼間から「今年も一年、お疲れさま！　来年もよろしく！」と乾杯する、そんな贅沢な時間を仕事納めにしても罰は当たらないと思いますよ。