ADHD、わたしの場合
はじめまして。あさひなと申します。2019年6月、ある出来事をきっかけに社会人歴20年を過ぎて突然「不注意優勢型ADHD」との診断を受けました。振り返れば幼いころから思い当たることばかり、もっと早く気づいて対処できていれば、もっと良い人生の選択ができたはずでした。このnoteは、わたしがネットの海から拾い上げた情報で偶然ADHDを疑うことができたように、「みんなができることが自分にはできない」と悩んでいる誰かのヒントになれたらという思いで書きはじめました。どうぞよろしくお願いします!
あさひなはこんな人
まず初めに簡単な自己紹介をします。東京生まれ、一人っ子、水瓶座B型です。これだけでもエキセントリック要素揃いすぎなので、子どもの頃から周囲にいまひとつ溶け込めないのはそのせいだろうと思っていました(ADHDという答えがちゃんとありました)。都内の中高一貫女子校を卒業後、四年制大学に進学。氷河期の中、辛うじて受かった教育系の企業に就職。それから一度転職して今に至っています。めちゃくちゃADHD的だな!と今となっては思うのですが、非常に熱しやすく冷めやすい気質です。ゆえに、これまで様々な趣味や習い事に手をつけ、2~3年で飽きる、というサイクルを繰り返してきました。ちょっと列挙してみますが、
フルート
アコースティックギター
登山
テニス
スキー
ヴォーカル
刺繍
雑貨の学校
ダーツ
同人活動
短歌
オーラソーマ
ジャニーズ
サッカー観戦
ドイツ語
写真
編み物
今思い出せるだけでもざっとこんな感じです。しかもフルートなら社会人になってからスクールに通いだして吹奏楽団に加入して発表会まで出る、登山ならろくすっぽ経験もないのに専門店主宰の本格的なツアーに参加して標高2800mの北アルプスの山頂に立つ、サッカー観戦ならドイツのクラブ所属の選手のファンになって年に2回は現地へ飛ぶ、というかなり極端なハマりかたをしています。つまり、非常にお金がかかるハマりかたでもあり、これは後日詳述したいと思っていますが、借金も作りました。しかも2回です。そうまでしても、今この時の、目先の楽しみを堪えられなかったのです。
そんなわたしですが、基本の趣味として常に持っているのは美術鑑賞と読書、ひとり旅です。これらができなくなるとわかりやすく枯れます。自分だけの静かな時間・空間を守りたい気持ちが強く、それもまたADHD的なのかもしれないと思っていたりします。
診断に至ったきっかけ
冒頭でも触れましたが、2019年6月、事件は起こりました。上司に呼ばれ、「就業時間中の居眠りが多い」ことを指摘されたのです。
確かに、誰にでもある食後の眠気的なものとは違う、もっと強制的で急激な眠気については長年の悩みでもありましたが、人に指摘されるほど「寝落ちて」いた自覚は全くなかったため、ショックでした。
数年前に眠気のことを調べた時には、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーの情報しかなく、それらの条件にわたしは当てはまっていませんでした。つまりわたしの眠気は病的ではあるが病気ではないから、解決の方法はないのだ、と諦めてしまいました。
けれども今回また問題が表面化したため、改めて調べてみたところ…、
時代は進歩していました!
導き出されたファイナルアンサーは「発達障害」。ADHDの人々が抱える困りごとのひとつとして、「日中の眠気」という文言がはっきりと書かれていたのです。
それを読んだだけで、わたしの人生における様々な謎がクリアになったように思えました。上述したように、何事につけ極端で、コントロールの難しい衝動的な気質に悩まされてきた自分は、まさにこれなのではないか。これ以外の答えはあり得ないのではないか。
わたしはすぐさま、大人の発達障害に対応している心療内科を調べ、コンタクトを取りました。
次の記事で、受診とその後についてを書く予定です。
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