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金沢 卯辰山山麓寺院群 見どころガイド(中編)

 8月30日(水)に、卯辰山山麓寺院群に撮影に行ってきました。前編、後編の二部作の動画にしようと考えていました。失礼な表現かも知れませんが、予想以上に卯辰山山麓寺院群の魅力が素晴らしく、前編、中編、後編の三部作の動画になってしまいました。
 石川県に生まれ育ちました。卯辰山山麓寺院群は知っていました。今回、動画撮影に卯辰山山麓寺院群を散策させて頂きましたが、本当に魅力たっぷりです。


 玄門寺に安置されている寄木立像阿弥陀仏です。金沢三大仏の一つです。とても素晴らしく、しばらく見とれてしまいました。ご覧になりたい方は、予約(076-252-6761)をしてから、ご参拝してください。玄門寺では、フードドライブ活動を行っており、賞味期間が1ヶ月以上ある食品の提供をお願いされます。僕は、真空パックのご飯を提供させて頂きました。

 大仏の頭上に描かれている龍です。江戸時代の狩野派の絵師が描いたそうです。

 大仏の周りには、井波彫刻のらんまが飾ってあります。どれもこれも、見とれしまいます。

 大仏殿の奥に安置されている仏様です。両脇に安置されている二体の仏様は、鎌倉時代に作られ仏様だそうです。


 龍国寺の参道です。赤い鳥居がいくつも並んでいます。加賀友禅を完成させた宮崎友禅斎の墓碑があります。そのため、龍国寺では、毎年5月17日には加賀友禅の関係者が多く集まり、友禅忌が開催されています。

 加賀友禅作家で人間国宝の木村雨山氏の石碑です。


 真成寺です。ここには、初代中村歌右衛門の墓があるため、多くの歌舞伎関係者が参拝されます。





 真成寺には鬼子母神が祀られているため、子供に関する石像や柘榴が多くみられます。



 三宝寺です。この寺には、秋山(しゅうざん)自雲霊神が祀られています。秋山(しゅうざん)自雲霊神の説明ですが、三宝寺のパンフレットをそのまま引用します。

痔の神様で知られる。痔疾で人が亡くなるようなような時代。岡田孫右衛門という人がいた。38歳になった年に悪い痔疾を患ったという。そして1744年9月21日、45歳で亡くなった。
孫右衛門は痔の苦しみの中こう伝えた。
「もう死が近いようだ。自分が死んだら同じ病気で苦しむ人を救いたい。」
戎名は「秋山自雲」とつけられ、浅草の本性寺に葬られた。
そのお墓の同じ痔で苦しむ者が参ったところ、2ヶ月かからず治ったという。その話が広まり多くの参拝者が訪れるようになったという。
三宝寺の秋山尊の左右には水の流れを神格化した河(川)濯明神、できもの、腫れ物にご利益があるとされる瘡守(笠森)稲荷明神が安置されている。



 本光寺の山門です。金沢市指定有形文化財です。


 本光寺の本堂の彫刻が素晴らしかったです。彫刻を見ながら終わりたいと思います。
 お付き合い、有難うございました。



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