新米ベトナム駐妻|子育てしながら働くことに悩む。あんなに働きたかったはずなのに。
ベトナムにきて、早5か月が経とうとしている。
私の仕事が、少しずつ始まっている。まずは週3日からの勤務である。
働くにあたり、子どものナニーさんを探し、幼稚園を探し、仕事の時間を調整し、時短に対する給料の交渉をし、再びナニーさんの調整をした。
正直、大変だった。
何度も心折れた。
幼稚園高くない?ナニーさん来てもらってる間、時間があっていいね。なんて、言ってくる夫に対して、毎日不貞腐れた態度で返事をした。
私が働き始めるのは、時期尚早だったのではないか。もっと落ち着いてから、例えば1年なり半年なり経ってからのほうが良かったのではないか。
ずっとそんな風に考える日々が続いていた。
昔の話をすると、私は子供の頃、鍵っ子だった。
両親とも学校の先生で、平日はフルタイムで働いていたのだ。学校から帰ると、校内にあった学童保育に行き、おやつを食べ宿題をし、遊んで、6時ごろにおばあちゃんが迎えに来てくれて帰る。
4年生ぐらいからは、1人で帰っていたような気もする。
土日は、両親の部活動についていくこともあったし、家で留守番していることもあった。
別に寂しくなかった。むしろ、そんなものだと思っていた節がある。たまに家にいると、ちょっとだるいなとさえ思っていた。
親が働くということが普通だったから、自分が親になっても、働くものだと信じていた。というか、そうありたかった。
ところが、いざ働くとなると、子どものことが心配になる。
預けられて、泣いて、慣れたと思ったらまた、違う環境になって。
異国ベトナムに来てしまって、わざわざ1歳児を預けてまで、色んな調整をしてまで、働かなくていいのかもしれない。
子どもの面倒をしっかりみてあげたら?という声が聞こえてきそうである。(誰にもそんなことは言われていないのに。)
けれど、運よく採用してもらったのだ。この縁を無駄にしたくないという気持ちが勝ってしまった。
ベトナムで、毎日自分は何をしてるんだろう、なんて毎日思っていた矢先の採用だったから、嬉しくて飛びついてしまった。
きっと、本当に大変なのは、これからなのかもしれない。
本格的に働き始めて、色々なトラブルが起こるのかもしれない。
先輩駐在ママさんに、ぽろっと、仕事を始めるタイミングが早かったのかもしれないと相談した。
すると、そんなことはないと思うよ!本当に雇ってもらえてラッキーだと思う!と即答された。
そうでないと、毎日毎日、どうしていいか分かんなくなるし、私もわかんなかった。
旦那さんの会社で働くことを禁止しているところもある。日本からのテレワークを見つけて、仕事をしている人も結構いるよ。
だから、大丈夫!よかったね!頑張って!と。
持つべきものは良き先輩である。気持ちがすっと軽くなった。
今、このタイミングで働くことができる環境に感謝。
この経験が今後何かに生かせるように、子どもにとっては世界が広がることを願ってやみません。