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農家がランニングイベントをするわけ
2020年6月からはじめたRun For BEERというイベント。おかげさまで続けることができ9月で4回目を迎えます。
石巻のまちなかにあるCommon-Ship橋通りをスタート/ゴールに石巻のまちを走り抜け、ランニング後にみんなで巻風エールをカンパイ!
内容としてはただそれだけの事なのですが、結構な充実感を得られるこのイベント。
そこで、なんでやっているのだろう?といったことを振り返りつつ、今後のお誘いをしてみたくなりました。
元々のきっかけは、この写真でした。
筆者が、2016年に米国・シアトルに行った際に訪れたブルワリーでこの「#werun4beer(私たちはビールのために走る)」というTシャツを着たグループを見かけたことでした。
ブルワリーって暮らしの中にこんなに溶け込むんだ
クラフトビールがカルチャーって感じで良いなぁ
走ったあとにみんなでカンパイするビール最高だろうなぁ
と思ったわけです。
それから約4年が経ち、この5月石巻のまちづくり会社の人と話していたときに、ふとあのときの景色を石巻でもつくったら、何かにぎわいになったり、自分で暮らしをつくるおもしろさ、そしてビールの可能性をこのまちのみなさんとより共有できるのは?と思い始めたのでした。
そんな背景には、こんな思いもあります。
ただ、実際は丁寧な思考のプロセスがあったわけではなく、直感的にやりたい!やらねば!とりあえずやってみよう!という形でした。
おかげさまで、まちづくり会社の苅谷さんに石巻のハイパーコケシクリエイター林さん、そしてイシノマキ・ファームの高橋、加納を中心に始めたこの企画も、蓋をあけてみると知人友人のみならず、久しぶりに街中に来た!という方や、「ビールは車だから飲めないけど走りたくて!」とか、中には小中学生の参加も。(未成年のみなさんは、もちろんソフトドリンクでカンパイ!)
中には走るのはちょっとキツイけど、ビールだけ!なんて方まで。当初とちょっと主旨は違うものの、一緒にまちににぎやかな時間をつくれる仲間が増えるのはやはりうれしいものです。
参加してくださった皆さんの声を聞くと「誰かと走る機会もとめてたんだよね!」とか「石巻のまち車でしか通りすぎたことないから気づいてない事だらけだったよ!」、「石巻のクラフトビールなんてあったのね!いいじゃん!」といったありがたいお言葉をかけてくださる参加者のみなさんと共に回を重ねてきました。
この間にまちに起きた変化は微々たるものかもしれません。でも、月に数回でも街で走る人が増えたり、地元で出来たビールを楽しんだり。何か自分の暮らしを楽しむきっかけや、暮らしのあるこの石巻のまちをより楽しむ、充実させる、それが手の届かないものではなく、ちょっとした事で可能でる、というと大仰な雰囲気もありますが、純粋に「たのしい」という瞬間が増えた方がいるのではないかと、いただいた感想から思うのです。
8月にはイベントへの思いに共感しくださった、南三陸ワイナリーのみなさんも一緒に盛り上げてくださいました。
「南三陸ワイナリー」はもうじきオープン!
詳しくはウェブサイトやSNSなどをチェックの上、ぜひお楽しみに!
*ウェブサイト*
*Facebookページ*
これまで、スタート・ゴールそして、カンパイのシーンでにぎわった Common-Ship橋通りはこの11月8日で閉場。その後、どこを起点にこの風景をつくっていくかはまだ模索中ですが、まずはこの9月。そしてCommonスタートラスト1回の11月初めの週末。より多くのみなさんと開放感いっぱいの街中を楽しめたらうれしいです。
次回は今週末9月27日開催!(再掲になりますが)ぜひ!