『トゥーマスト』は武器ではなく音楽で迫害と戦う。トゥアレグ族を知れただけでも見る価値があった。
週末を挟んで2本ということで連投になりますが、お付き合いください。
1本目は、サハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ族のロックバンド『トゥーマスト』のドキュメンタリー。
トゥアレグ族のことも、トゥーマストのことも知らなかったので、知れてよかったというのが何よりの感想。トゥアレグ族の人々は欧米によるアフリカの植民地化によって分断され、差別され、迫害されてきたという民族。
迫害と戦うためにリビアのカダフィ大佐のもとで訓練を受け、しかし後にカラシニコフをギターに持ち替え音楽で戦うことにしたという主人公。
彼らにとって音楽とは伝える手段=メディアであり、武器ではなくメディアで戦う彼らの姿勢に感銘を受けます。そして音楽がなんだか懐かしい感じがしていいです。
この作品を見たら『ラッカは静かに虐殺されている』と『すべての政府は嘘をつく』をぜひ見てください。
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