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はてしない石の物語#35~復活を見届けるブレスレット~

いつものぞくお店でガーネットとローズクウォーツの可愛らしいブレスレットを見つけました。ビンテージもの。小粒で品が良くて石の組み合わせもいいなあ、と思って購入。「石の勉強会」の時にK先生に見ていただきました。
 
先生がおっしゃるには「これは婦人科系に悩みを抱えていて、自分をあまり表に出さない人に合う。年齢はあなたと娘さんの間くらい」とのこと。でも、そういう人は思い当たらず。先生は「そのうち出てくるって言っているから」というので、その時を待つことに。また「アクセサリーを購入するとき、最初は漠然とでもいいけれど、こんな人に合うかも、と思い浮かべてみるといいよ。そのうちわかるようになるって言ってるよ」とも。「そのうち出てくる」と言ったのはブレスレットだと思うのですが、「そのうちわかるようになる」と言ったのは誰だったのでしょうか?それを確かめるのを忘れたまま今にいたっています。ブレスレットを見ていただいたのは2023年10月31日のことでした。
 
ブレスレットは私の心の片隅にいつもあって、「まだ合う人が出てこないなあ」と思っていました。それからしばらくして『はてしない石の物語#33~変形したリングからの「自分に自信を!」~』で紹介したオダさんとお会いした時のこと。

オダさんのお話はこちら。

楽しい時間を過ごし、いよいよお別れという時にオダさんが「娘が今度手術することになったの」と言い出しました。それは婦人科系の手術とのこと。その瞬間に私の脳裏にはあのブレスレットが浮かびました。K先生が読み取ってくれたメッセージを伝えたら「それはまさに私の娘だ」というのです。娘さんに会ったことはなかったのですが、内心「間違いない」と思いました。でも期待させて万が一相性があまり良くない、となっても困るし、それに娘さんが欲しがるかもわからない。「まずはK先生に相性を見てもらうね」とお伝えしました。それが2024年2月12日のこと。
 
2024年2月21日、これほどドキドキしながら「石の勉強会」を迎えたことはありません。もちろん真っ先にブレスレットとオダさんの娘のナーちゃんの写真をお見せしました。見た途端、先生は「いいねえ、すごく合っているねえ」とおっしゃったので心底ほっとしました。そして、ナーちゃんの写真から伝わってくることも教えてくれました。
 
『この人は良い人が集まる環境が大事。人の中で復活する人。同時に人を復活させる役割もある人。人前で話すことも本来は向いている。流れも運も良く、先祖も守っている。手術するならして大丈夫。そこからも学べる人。もしその診断にしっくりこないならセカンドオピニオンを求めればいい。1つだけ気を付けなければいけないのは、親でもパートナーでも誰か一人に依存するのはダメ。ブレスレットはこの人のところに行く覚悟を決めているし守ってくれる。でもそれ以上に大切なのはエネルギーの良い人たちがいる環境と仲間』
 
このメッセージをすべてオダさんにメールでお伝えたところ、以下のような返信が届きました。
 
『ブレスレットとの相性ばっちりとのこと。あー、良かった。娘も「いつ届くのかしら」と喜んでいました。楽しみにしているそうです。それから娘へのメッセージもありがとうございました。「環境」のこと「良きエネルギーの仲間のこと」とてもとてもよくわかります。娘にもすべて伝えたら、本人も思っていることがあったみたいで、なんかホッとしたような表情をしていました。』
 
そこですぐにブレスレットを発送しました。「石のものがたり」も添えて。届いてから「見た目の綺麗なブレスレット、メッセージ付きでありがとうございます。これで安心して手術乗り切ってきます、とのことです」というメールが届きました。

書いた「ものがたり」がこちら。その日のうちに書いて送ったのでaikoさんの挿絵は間に合いませんでした。


「復活を見届けるブレスレット」のものがたり


その後、手術の日程も正式に決まったそうですが、手術の説明の時、彼からもらった指輪は外していったけれど、ブレスレットだけはしっかり身につけてくれていたのだとか。それを見たオダさんは「ああ、心の支えにしているのだ」と本当に嬉しかったそうです。「娘は小さい頃から何でも一人でやる子で、私も手抜きをして、たくさん寂しい想いをさせてきたように思うのです。あのブレスレットが守ってくれるというメッセージが、これまでの分の補完にもなってくれるような気がして、私もとても嬉しくて涙が出そうなのです」とも。
 
ああ、オダさん、私も母としてよくわかります。完璧な母親はいないとわかっていても、子どもと一緒に母として成長させてもらうのだとわかっていても、思い返すと「ああ、あの時・・・」と思うことってたくさんあります。それでもなお、子どもたちにはなんとか自分の人生を良きものにしてもらいたい、幸せになってもらいたい、そう願うものですよね。
 
冒頭の写真は送っていただいたもの。(すぐに届けたくてあわてて送ったので、写真を撮り忘れてしまったのです)。写真を見た時「ああ、なんだかとっても嬉しそうだなあ」と思い胸が熱くなりました。ちなみに、お香の「白檀の角」の上に置いておくとよい、とK先生がおっしゃっていたので、購入して身につけていない時は写真のように休ませてくれているそうです。

このブレスレットを初めてK先生に見てもらった時に、相性が合う対象があまりに具体的でちょっと驚きました。ブレスレットはナーちゃんのことをすでに知っていて、彼女の元に行くために私のところに来たのかもしれません。先生にそのことを伝えてみたら「うん、別の次元で会っていたかもしれないね」とのことでした。
 
石も人も、自分の存在を大切に想ってくれる相手がいて大事にしてもらえること、そしてその相手のために自分が役立てること、それ以上に幸せなことってないのではないかしら・・・ナーちゃんとブレスレットの関係はあらためてそのことを教えてくれているように思います。
 
ブレスレットをお届けできたこともとても嬉しかったけれど、ナーちゃん自身へのメッセージを伝えられたことがそれ以上に嬉しかった。ナーちゃんが元気になって、これからの人生がますます輝くことが、ブレスレットにとっても私にとっても、何よりお母さんのオダさんにとっても嬉しく幸せなこと。ナーちゃん、手術は大丈夫!さらに輝くための儀式ですね。すべてうまくいくようお祈りしていますね!

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