上越note#3「くびき野レールパークとホジ3」<頸城区>
頸城鉄道発祥の地にある「くびき野レールパーク」に寄ってみた。
公開日の前日で、NPO法人「くびきのお宝のこす会」のスタッフのみなさんが草取りや整備作業をしていたので、声をかけて普段は閉まっている中を見学させてもらった。
展示してあるのは今はもうなくなった軽便鉄道の機関車や客車。
京都やさいたま市の鉄道博物館とはちがう手作り感満載の博物館。いいなあ。
人気のあるコッペル号よりも私の気になるのはホジ3号だ。
私の祖父が頸城鉄道機関庫で整備士をしていた。A型フォードのエンジンを使って自動客車「ジ2号」を作ったり、お座敷列車にガソリンエンジンをのせて「ホジ3号」に改造したりを実際に行ったのが祖父だ。戦後は除雪車を外国の写真から想像して自前で作り、「社長賞として金一封を◯◯くんに渡す」と頸城鉄道の冊子にも書かれている。
祖父は「ハツメな人」といわれていた。
この地域で「ハツメ」とは、「いろいろ工夫を行う」とか「アイデアがある」という意味。語源は「発明」
くびき野レールパーク