生徒の後ろ姿を発信!
新潟青陵高校学校改革タスクフォースに関わらせてもらってます。
先日、情報発信についての打ち合わせがありました。
アドバイスさせてもらったこと。
「できるだけ毎日発信する」
「学校での生活の断片を発信する」
「生徒の後ろ姿を発信する」
です。
生徒を引っ張って行く教育から
生徒が自ら踏み出す力を大切に
後押しをして行く教育に
変えていくこと。
「生徒の後ろ姿」には意味があります。
学校の発信力が学校経営に直結する時代です。
いろいろな私立高校のウェブページを見ました。
生徒の明るく活動する姿がプロの技で編集されているものが目を引きます。
でも、それは編集されたもの。
日常の高校生の生活の断片を発信したらどうでしょう。
にこやかな顔の写真にだまされないためにも
肖像権の問題をクリアするためにも
生徒の後ろ姿を発信してみたらどうでしようか。
というアドバイスです。
これには私が小学校の校長の時に行った実践の下敷きがあります。
20年以上前でしたが、不審者対策が問題になり、学校の門に鍵がかけられ始めた頃です。
顔写真を撮ることもザワザワし出した頃です。
子供たちの活動を保護者に伝えたいけれど、うかつに顔の写った写真は撮れない。
そこで、すべて後ろ姿だけしか撮らないことにしました。
学校の教育活動のさまざまな場面を後ろ姿や足元だけしか写ってない写真を200枚くらい文化祭に掲示しました。
親はそれでも自分の子供がわかるんですね。
また、知っている友達を探し出すこともできる。
もちろん子供の活動の様子も伝わりました。
うしろすがたのしぐれていくか
生徒の活動的な後ろ姿と対照的ですが
私の好きな山頭火の俳句です。
後ろ姿が伝える力と隠す力、
あなどれません。