上越note#7虎御前の墓(とらごぜんのはか)
犬との散歩コース内にある愛宕谷公園。春日山全体のイラストマップの看板がある。春日山は日頃からあちこち散策しているがイラストの右上にある「虎御前の墓」はまだ行ったことがない。「謙信の母虎御前」と書かれている。イラストの地図では近くにあるように見える。歴史散策が趣味の娘に誘われていっしょに行ってみることにした。秋も深い11月下旬。里の秋、真っ盛りで、紅葉も味わえた。
虎御前の名前は、上杉謙信の幼名が虎千代だったことからつけられたという。上杉謙信が信心深いのは、虎御前様(母親)の影響と言われている。夫為景(謙信の父)が亡くなったあと、仏門に入りひっそり暮らした。
宮野尾というのは春日山の西北に位置する山の中の集落の名前。林泉寺と春日山神社の中間にある愛宕谷公園から山道をあるいていく。
すぐ近くと思っていたがかなりの距離を登らねばならない。途中に「イノシシ注意」の看板もあり、一人ではなかなか物騒だ。娘はあちこち看板や史跡を調べながら歩いて行くので見える範囲でつかずはなれずの距離で歩いて行く。
基本的には車が通れる道であるが、通行止めのコーンがふもとにある。一台だけ自動車とすれちがった。
畑や集落あとがある。宮野尾には20戸くらいの集落があったという。
落ち葉だらけだけれどきちんと整備されている。林の中に開けた場所があり、五輪の塔と看板がある。
林の中に虎御前の墓(五輪の塔)がある。御供物がおいてあった。
愛宕谷公園から30分以上かけて登ってきた。トレッキングシューズを履いていてよかった。
ところで、なんでこんな山の中にお墓があるんだろう。虎御前の庵でもあったのだろうか。大きな疑問が残る。