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四月十五日、杉田庄一の命日。お墓参りをしてきた。

昭和二十年の四月十五日、鹿児島県鹿屋基地で待機していた杉田は敵機来襲の報を受けただちに出撃離陸中、すでに上空から降下してきていたグラマンF6Fに一撃され炎上墜落した。二十歳であった。

上越市浦川原区小蒲生田の生家跡にある顕彰碑と墓所にお参りしてきた。同行者は「杉田庄一の実績を伝承する会」事務局長の木村初雄氏。私が到着するとすでに木村氏は顕彰碑を掃除していた。

顕彰碑の裏面からの風景と木村氏

顕彰碑のある生家跡は、磯部山の南側に面して20軒ほどあったという小蒲生田集落の中心部に位置する。夏でも冷たい湧水が流れていたと記録にあったが、行った時にもちょろちょろと水の流れる音がして、確かめると水が流れていた。その先にはまだ残雪もある。本日は、四月だというのに、新潟県内に夏日警報が出ている。真夏のような暑さ・・・そして、残雪。なんとも不思議な季節感。

生家跡地のすぐ裏手に残る雪

掃除をした後、木村氏とともにお参りをして、本を執筆していることの報告。

好きだったお酒を供えました

生家から10mくらい離れたところに杉田家の墓所があるので、そちらにもお参りをした。

少し離れたところに墓所がある


杉田家の墓のとなりに杉田庄一の碑がある

鶯が鳴く練習をしているのを聴きながら山を降りた。
途中の山々はまだ新緑の前の「萌え」の時期。

新緑前の磯部山