絵本制作13 誰が言ってるのか?問題
5月⚪︎日
出版社へ行って、細部の修正を打ち合わせした。もう後は色校を見て、印刷されるのを待つだけかなあ〜と思っていたがけっこうたくさん修正部分があり、、汗。ご迷惑をおかけしてしまった、反省。
これは誰が言ってるのか?
編集者さんに
「これって、厳密に言うと誰が言ってるセリフなんですか?」
と、テキストの曖昧さを指摘される。
「えーっと、だ、誰?」
絵本を読む時に気持ちのいい言い回しになるようには考えてたけど、厳密に誰?とまでは考えてなかったので、目から鱗の指摘である。
「天の声というか、アニメ機関車トーマスで言うナレーターみたいな感じですかね?」
「だとすると、オレじてんしゃ!はおかしいのではないか?第三者が言うならこれは自転車の〇〇君!、とかそういう言い回しになるのでは?」
「た、たしかに、、汗」
恐るべし編集者のNさん。恐ろしく鋭い指摘。ここまで踏み込んで考えてくれる編集者さんって、実はすごい少ない。こっちがお金を払ってでも聞きたいくらいの超ありがたいアドバイスだ。
というわけで、別のシーンの
ぎしぎし!
という部分も、台詞としてここで言うのはおかしい、という理由で変更になった。
こうして絵本になっていく
その後、全ページにチェックが入り修正作業は終了。はあ、はあ、、絵本を作るのって大変だ。それでもこうして、より良い絵本になるように、みんなの力を合わせて絵本が出来上がっていくのは素直に嬉しい。どうもありがとうございます。
次回は色校のチェック。印刷されたものを原画と見比べながら、ちゃんと色が出ているかの確認作業です。