2024年一発目のブックレビュー。何にしようかなと少し悩んだんだけど、悩んだからこそ好きな人の本からにしようってことで、結局つまるところの稲盛和夫さんです。もうね、稲盛さん“らしい”内容となっております。書いてあることはシンプルであり、まさにプリミティブ。勿論、『生き方』ともリンクする点が多々あります。
曰く、「経営12カ条は『人間として何が正しいのか』という普遍的な基準に基づく」(P3)。早速行ってみましょう。
第1章:事業の目的・意義を明確にする
ビジョンが“正しい”からこそ従業員がついてくるし、『全従業員を幸せにする』が含まれるからこそ、愛を持って真剣に部下を叱ることができると。これは深く納得。
第2章:具体的な目標を立てる
第3章:強烈な願望を心に抱く
⇒ジェームズ・アレンってこの本で結構出てくるのよね。いいこと言ってくれてるわぁ。
第4章:誰にも負けない努力をする
⇒『全力疾走でフルマラソンを駆け抜ける』ってなんかカッコいいよな~。全力⇒仕事が好きになる⇒全力のサイクルも好き。まず一歩目は好きでも嫌いでも全力で取り組んでみることなのよね。んで、その原動力はビジョンへの腹落ちってところかな。
第5章:売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
⇒この本でいわゆる経営手法っぽい内容はこの5章と6章のみ。リアルタイムの管理会計システム、、、すげぇ。
第6章:値決めは経営
第7章:経営は強い意識で決まる
⇒経営者の必死な姿って大事よね。常に余裕な涼しい顔の経営者より、ギリギリのところで闘っている経営者の方についていきたい気がする。
第8章:燃える闘魂
⇒闘志は諸刃の剣、だから人間性を高める必要がある・・・昨今の政治家や企業不祥事を見てもそう思う。
第9章:勇気をもって事に当たる
第10章:常に創造的な仕事をする
第11章:思いやりの心で誠実に
⇒利他の心ですよ、いわゆる。たまらんね、このへんは。
第12章:常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
⇒思いを強く・前向きになることで、他力を得る・・・これ、めちゃめちゃわかる。自身の持つ力は限られているけど、本当に凄い人は周りを巻き込んで大きな力を生んでいる。
というわけで、“思い”や“人間性”をベースにした経営をモットーとする稲盛さんのカッコ良さ際立つ本でした。
24年一発目、上々のブックレビューかな。今年も、いい本を読むぞ!