苦悩の果てに
言葉にすると結構寒いけど、
大変な時間を同じように過ごしたときにふと人の絆って深まったりするよね。
今月、会社の予算作成がめちゃめちゃ忙しく、毎日残業3時間ぐらいしている。
長い日は、22:30ぐらいまで4人ぐらいで残ったり、それでいて大した成果が上がらなくて、「明日も大変になりそうだね」なんて顔を見合わせて苦笑いしあったりして。
でもだからこそ、終わったあとはランナーズハイならぬ“ザンギョーズハイ”になっていて、帰り際に普段話さないようなプライベートの話ができたりした。
大変な、苦しい時間は、だからといって不幸な時間ではない。意外にそれはいとおしく、大切だったりする。
今、世の中はやれオンラインだ、効率化だってなっているが、それだけが答えになったら僕は嫌だ。昔ゼミの論文チームで、『まずとりあえず飲み会』みたいな感じで仲良くなろうとしている雰囲気が嫌で、まずは汗水垂らしてボロボロになって論文一緒に書きたくて、一人で頑張ろうとして逆に孤立した苦い過去がある。でも人と人の繋がりって便利で効率よく、苦労のない中ではなかなか育たないと、あの時からずっと変わらずそう思い続けている。
時代はうつりゆく。待ってはくれない。でもたとえば僕の子供には、オンラインゲームで簡単に仲良くなるより、砂場で泥だらけで一緒にお城でも作って気づいたら友達が増えてるみたいな、そんな人になってほしいな。