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ひきこもり・サブカルちゅあ③ 蜘蛛ですが、なにか?

これは現在、シーズン2?を放送中のアニメです。

もともと原作はライトノベルで、コミックもありますし、スピンオフの作品もあります。

「小説家になろう」というその道では超有名な小説の寄稿サイトで人気が出て、出版されるなどしたもので(すよね…間違っていたら、ごめんなさい)、いわゆる“なろう系”とされるものに分類できるのかな。“なろう系”とは、現世で命を失って転生したり、あるいは異世界に魔法などで召喚されたりするもので、新世界ではヒーロー(英雄)になったり、チート的な強さ(つまり、あまり努力しないで最強になったり、とか。チートは“だます”の意から転じて、ずるのような強さという意味だったりします)を獲得したりするストーリーが多いです。

この「蜘蛛ですが、なにか?」は、ある日、古文を授業中の高校のあるクラスが大破壊。クラス全員命を失って異世界に転生するというものですが、主人公の女子高生は、ただ一人で、大迷宮の地の底で蜘蛛のモンスターに転生します。そして、そこから孤軍奮闘、過去の人間時代の記憶なども頼りに、のしあがっていき、やがて地上世界でかつてのクラスメートとも…というようなストーリーです。ネタバレがあるので、このへんで。

あ、書き忘れていましたが、主人公の元女子高生、現蜘蛛子は、通学こそしていたものの、ヒキニート(ひきこもりでニート)を自称し、最高と話しています。家庭崩壊状態で、学校では友達なし。放課後、非課金でゲームに勤しむことが日課でした。

原作者は馬場翁(ばばおきな)さんです。

実はこの作品については、さるひきこもりがちの若者から強く勧められたのですが、今のところ、この作品を見ている若者3人のうち、とてもいいという人は1人。悪くはないけど微妙、という人が2人います。

僕個人は、今放送中のアニメでそれほどたくさん見られないのですが、この「蜘蛛ですが、なにか?」と「86」「不滅のあなたへ」「東京リベンジャーズ」などを見ており、どれも面白いです。ですから「蜘蛛ですが、なにか?」も、まあ、けっこう面白いと思っています。

それはなぜかというと、僕が小学校2、3年生のフィリピン在住の時に、恐怖しながらわくわく読んでいた漫画「漂流教室」(楳図かずお、少年サンデーに連載)に設定がよく似ていると思ったからです。

漂流教室は、ある日、小学校全体がかなりの未来にタイムリープして飛ばされ、そこで未来人(カマドウマ同然)や怪虫(超怖かったです)、伝染病!などに襲われながら、生徒同士で時には助け合い、時には殺し合い!(だから怖いのですが)、サバイバルしていくという物語です。もしよければ、名作ですので、ご一読を。

この「漂流教室」に似ていることもあって、ちょっと思い入れを感じてしまったような。

まあ、そんな感じなのですけれど…(笑)、「蜘蛛ですが、なにか?」をよろしくです。

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Kiyoshi Ishikawa
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