咲き始める時のグラデーション 枯れゆく時のグラデーション
自然が作り出すグラデーションは本当に美しい
この世の美しい物ランキングがあったら不動の第一位であろう。(当社比)
夕日が作り出す夕焼けは日々同じものは二つとなく、心を奪われる美しさだ。
のぼる朝日が作り出す朝焼けも然り。
また、植物の実が熟していく過程に作り出すグラデーションも可愛いらしく美しい。
先日、名前のわからない可愛い切り花を買った。
咲いた花は何日か経つと枯れるわけだが、その枯れていく花が作り出すグラデーションがとても綺麗だった。
淡い紫色の花が枯れていく過程で濃い紫色に変化していく。
それは咲いていく過程と同じようにとても綺麗だった。
また別の日、モミジの木を見ていた。
4月頃のモミジの新芽は可愛らしい黄緑色で生命の息吹を感じられてとても綺麗だ。
そして秋になり緑から黄色、赤へと染まっていって最後に地面に落ちる。
その時のあの美しさは皆さんもご存知の通りだ。
枯れた花は実を結び、熟した実は新たな命の種を宿す。
枯れ落ちた葉は土に還り大地の栄養となって新たな命を育む。
時に増えたり減ったりしながら
生まれて死んでまた生まれて・・・
自然界はそれの繰り返しで、形や色を変えて命がめぐっている。
私たち人間も時がくれば死を迎える。
人の肉体の死もそれで終わりの終着点ではなく、また新しく始まるための一つの通過点に過ぎないのではないか。
形を変えて色を変えて命をめぐらせている植物たちと同じ様に、私たちも自然の一部だから。
私たちは生き続けている。
そして同時に死に続けている。
「生も死も等しく美しい」
そんな事を植物や自然界を見ていて思いました。
おしまい
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うぇーん!
前代未聞の真面目な回になっちまったよおーん!
まいっか
完
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