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「再現ではなく、もう少しいいもの」 試合をディープに観戦するためのポイントプレビュー(リーグ第1節・名古屋グランパス戦)
さぁ、Jリーグ開幕だ。
ということで、2月15日はUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで名古屋グランパス戦です。
長谷部茂利監督にとっては、ホームチームの監督として等々力で指揮を執る最初のゲームとなりますね。去年のリーグ最終節では、対戦相手であるアビスパ福岡の監督としてベンチから指揮を執っていたわけですから、その光景を思うと、見ている側には不思議な感覚もまだ少しありますが。
新チームではすでに公式戦1試合を戦ったことで、さほど気負いはないのでしょう。指揮官はいつも通りのスタンスだと言い切ります。
「大会は違えど、リーグは開幕です。公式戦では2試合目。ホームでの開幕戦でもありますし、いい結果を出せるように準備したいと思います」
開幕戦の相手は、今季も長谷川健太監督が指揮する名古屋グランパスです。
去年の対戦成績で言うと、川崎フロンターレは名古屋には1勝1敗でした。ホームで家長昭博の2得点でなんとか競り勝ち、アウェイでは永井謙佑と和泉竜司に決められて0-2の負けです。
一方で長谷部監督にフォーカスすると、長谷川グランパスとの相性は良いですね。昨年まで指揮していたアビスパ福岡時代の対戦成績だと、2024年のリーグ戦は0-0(第7節)、1-0(第33節)と1勝1分。2023年は1-2(第17節)、1-0(第27節)と1勝1敗。この2年を振り返ると、勝敗がつくときは1点差ゲームと競っていることが特徴ですね。
ちなみに2023年に関して言えば、ルヴァンカップ準決勝でも対戦していますが、どちらも1-0で福岡が名古屋に勝っています(ルヴァン初優勝も達成)。やはり1点差でした。
となると、ここ最近の名古屋戦と同じような展開に持ち込んで勝利するゲームプランは当然ながら選択肢として持っているでしょう。
そうしたポイントを踏まえながら、名古屋戦を展望していきたいと思います。
※こちらは初陣のレビューです。
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