ぼくがビックリマンから学んだこと:第30弾〜スーパーゼウスのモデルとなった有名スポーツ選手と、意外すぎたネーミングの由来。
ビックリマンを愛する皆さん、こんにちは。
どうも、いしかわごうです。
「ぼくらのビックリマンチョコ」の発売が近づいてきましたね。
というわけで、前回に続き、今回も第1弾のヘッドシールであるスーパーゼウスの話題をしていきたいと思います。
■スーパーゼウスにはモデルがいた?
スーパーゼウスの風貌は、おじいちゃんです。ごっついヒゲを蓄えてますね。
そんなスーパーゼウスには、ちゃんとモデルがいます。
ファンには有名な話なのですが、それはかつて阪神タイガースに所属していた助っ人外国人のランディ・バースです。
・・・・ランディ・バースって誰?と思う平成生まれも多いかもしれません。そして、なんで??という疑問が湧くのも当然です。
当時を遡ってみましょう。
ビックリマンの悪魔対天使シリーズが発売されたのは、1985年です。
ロッテから「神様のキャラクターを描いて欲しい」と言う発注を受けたときに、キャラクターデザインを担当しているグリーンハウスの米澤さんが、「神様」と聞いて思い浮かべたのが助っ人外国人・バースだったそうです。
そう。グリーンハウスは大阪にあって、米澤さんは大のタイガースファンだったのです。
この年の阪神といえば、掛布雅之、岡田彰布、そしてバースが強力なクリーンナップを形成。特にバースは、この年に打率.350、54本塁打、134打点の成績を残して三冠王を獲得。何より阪神の21年ぶりのリーグ優勝・初の日本一に貢献するほどの活躍を見せてます。
当時子供だったけど、バースはよく覚えてますねー。コロコロの野球漫画「かっとばせ!キヨハラくん」とかも、まさにこの頃でしたし。
■米澤さんのタイガース愛が爆発したキャラクター
大のタイガースファンである米澤さんのテイストは、初期のビックリマンにも反映されていたりします。例えば、第2弾にはこんな3すくみが・・・・・
どう見ても、阪神タイガースを意識したキャラクターが天使で、読売ジャイアンツの当時の超看板投手っぽいキャラクターが、悪魔になっています・笑。
そして「タイガー王神」が踏みつけているものをよく見てみると・・・
・・・1番の番号とあの顔は??
世界のホームラン王を連想させますね・・・かなりのパンチ力でしたが、当時はその辺もおおらかな時代でしたから。米澤さんのタイガース愛が炸裂していたラインナップでしたな。
・・・ビックリマンを発売しているのは、ロッテなんですけどね・笑。
ちなみにこの「タイガー王神」は米澤さんが一番のお気に入りキャラクターでもあります。のちに発売されたビックリマンセレクションでも、ピックアップしたほどです。
■阪神タイガースとのコラボで実現した「バース・ゼウス」!
「ロッテ」のビックリマンチョコですが、実は2015年には創設80周年を迎えた阪神タイガースとコラボで、往年の選手たちと現役選手が描かれたカードが千葉ロッテ戦で特別配布されました。
そこにはあのランディ・バースのカードもあることで話題になりました!!
もちろん、スーパーゼウスっぽく仕上がっています。
・・・・バースゼウス!!
子供達の間で一大ブームを巻き起こしたビックリマンシール。その象徴であるスーパーゼウスのモデルになったランディ・バースが、発売から30年後に「バースゼウス」として登場する・・・・いやはや、米澤さん、嬉しくて泣いてたんじゃないでしょうか。
■スーパーゼウスの「スーパー」は、「超」とか「すごい」じゃない?
ちなみに「スーパーゼウス」と言うネーミングにも意外すぎる裏話がありました。
実はスーパーゼウスの「スーパー」は、「超」とか「すごい」じゃなくて、「スーパーマーケット」から取ったネーミングだったようです・・・・そっち!?
例によって、コロコロオンラインの反後博士によるインタビューから。
当時は今のようにコンビニも普及していないし、個人商店や駄菓子屋さんの数は減少傾向にあった。一番勢いがあったのは、スーパーマーケットだったんです。
----その勢いにあやって・・・ということですか!?
スーパーマーケットさんにたくさん仕入れてもらっていましたね。
スーパーゼウスの由来が、スーパーマーケットリスペクトから来ていたとは!!
ではでは。今回はこの辺で。
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