試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝1stレグ・アルビレックス新潟戦)
10月9日はデンカビッグスワンスタジアムでYBCルヴァンカップ準決勝第1戦・アルビレックス新潟戦です。
いよいよセミファイナルまで来ました。相手はアルビレックス新潟です。去年は天皇杯のベスト8で対戦し、チームはPK戦の末に勝ち上がりました。なんだか2年連続でビッグスワンには2回足を運ぶことになっておりますね。
さて。
リーグ戦ではシーズン序盤から近い順位にいる仲良しの両チームですが、ここに来てチーム状態には差がつき始めています。
川崎フロンターレが直近のFC町田ゼルビア戦4-1、前々節を5-1というスコアでリーグ戦連勝しているのに対して、アルビレックス新潟は現在リーグ戦4連敗中。直近の試合も鹿島アントラーズに0-4、前々節には川崎フロンターレに1-5と大敗が続いており、苦しんでいます。
ただスタイルを確立しているチームというのは、少し負けが続いたぐらいで戦い方はブレないはずです。もちろん微調整や軌道修正はするでしょうが、新潟が戦い方の方向性を変えてくるとは思いませんし、いきなりロングボール主体のサッカーをしてくるとは思いません。ある程度の対策は想定済みですが、根っこの部分ではボールをめぐる真っ向勝負になるでしょう。鬼木監督が言います。
「お互いに自分たちのサッカーをぶつけるチームなので。その中での分析というところにはなってくるので、直近で対戦したからどうこうというものはないです」
むしろ最近の対戦で大勝したばかりであることや、新潟が調子を落としていることが自分たちの落とし穴になる危険性もあります。鬼木監督は気を引き締めて臨むべきだと強調します。
「一番はやっぱり気の緩みです。それこそ、1回対戦しているから分かった気でいるみたいなものはなくしていかなきゃいけないと思ってます。前回対戦で相手にチャンスが多くあったことを忘れてはいけないですし、その分析をしなければいけないと思っています」
ほんの二週間前に対戦したばかり。しかもさらに週末にもう一度対戦する。何とも難しい戦いですが、まずはアウェイで先手を取りたいところです。
※前節のレビューです。後日取材による追記もあり、全部で約15000文字のレビューです。ぜひどうぞ。
では、プレビューのスタート!
ここから先は
¥ 200
ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。