例のCMの饅頭はガチのマジで故郷の味「竹内のみそまんじゅう」
CMっておもしろいんですよ
記憶に残るCMってのは歳を重ねても忘れるものではないし
特に地方のCMなんかは個性?が強くて初見のインパクトが大きい
そして今回ご紹介する食べ物もCMのアクが強すぎて地方CM界隈でも騒がれるほどの逸材です
"竹内のみそまんじゅう"
「竹内のみそまんじゅう」
本店を七尾市田鶴浜町に置く「みそまんじゅう本舗・竹内」が手がける社名にも掲げるほどの代表作かつ存在意義だ
しかし石川県内の知名度も「松葉屋の月よみ山路」「中田屋のきんつば」などには力及ばず(と思っている)能登地方に"だけ"顕著に有名な饅頭だ
それもそのはず、なんと能登の工場から持っていける範囲でしか出店しないと公式サイトで謳っているのだ
理由は"出来立てのおいしいものをお客様に食べてもらいたい"というポリシーがあるから
本店の他には七尾店、和倉店、志賀町店の計4店舗のみの販売となる
しかし時代の波にちゃんと乗り、オンラインショップでも購入でき全国各地へ発送も承っている(オンラインショップはこちら)
私にとって竹内のみそまんじゅうはベストオブ饅頭である
例のCM
冒頭でもお伝えしたが竹内のみそまんじゅうのCMは一言で言えば「クセが強い」
見たことがない方のためにリンクを貼っておきます(こちらからどうぞ※YouTubeへ飛びます)
これだよ…令和に見るとなおさらすごいな…
時系列は不明だがこちらのCMにはみそまんじゅうを作った当時の社長さんが出演されているのでこちらもオススメだ
この踊りについては調べてもわからなかったが、田鶴浜町に関係があるのかもしれない
2ch(現5ch)のCMスレでは確実に話題が上がるほどの知名度を誇る竹内のみそまんじゅう
食べたことがない方は一度召し上がっていただきたい
実家から定期的に送られてくる竹内のみそまんじゅう
ここで声を大にして言いたいことは私が関東に住んでいるのにも関わらずいまだに竹内のみそまんじゅうを定期的に食べていることだ
その理由は実家から米を送ってもらう時に必ずみそまんじゅうが添付されてくるのだ
これは元石川県民あるあるだが地元の米しか口に合わないと思っている
これは私が1人暮らしを始めた時の実体験に基づいている
さらに同じ能登出身者も「地元の米じゃないと食べられない」と言っていたのであながち間違っていないと思う
現に関東で販売していた米を食べた時は口に合わない、いや、体に合わないとすら感じたほどだった
そのため私は実家に依頼して地元のお米を送ってもらっている
そして大抵の場合、ダンボールの空きスペースにみそまんじゅうが詰め込まれて送られてくるのだ
それはなぜか?
おそらく家族で唯一みそまんじゅうを好んで食べていたのが私だったからだろう
親は子がいくつになろうと親には変わりない
そして大概食べ盛りだった頃の記憶が色濃く残っている
帰省のたびにあの頃のように食べるだろうと大盛りの食事を出されても、こちとら三十路を過ぎた世間一般でいう"中年"だ
ということで私は定期的に竹内のみそまんじゅうを食べている
食べるたびに思うことは「そうそう、これこれ。」
何度食べても不思議と飽きがこない饅頭だ
"みそまんじゅう"だけあって甘さがウリの饅頭ではない
どちらかと言えば甘じょっぱい、個人の主観だが比率で表すと甘4:じょっぱい6くらいの味わいだ
だが、それがいい
甘い饅頭ならコンビニでも入手できるが、「甘くない饅頭」というのは「饅頭=甘い」という世間一般の認識とそぐわないためか流通も少なく希少価値が高い
さらに甘い食べ物が苦手な人でも竹内のみそまんじゅうなら口にあうことだろう
世間のニーズと逆向することで固定客を得るとはおそるべき発想だ
そして饅頭生地がこれまたにくい仕事をしている
唇に触れただけでほろほろとほどけるような繊細さと中の白あんに引けを取らない味噌の風味が見事に混在している
幼い頃はこの生地に惚れ込んでしまい、先に生地だけを食べて中の白あんを丸裸にする食べ方を幾度となく行い親に叱られたものだ
総評すると竹内のみそまんじゅうは饅頭界のいぶし銀
これからも変わらないことを恐れずに変わらない味を守ってほしい
竹内には看板商品が多数ある
これだけみそまんじゅうをピックアップしておいてなんだが竹内には他にも看板商品がいくつかある
1つ目はふっくら
柔らかいパフにほどよい甘さのクリームが入った洋菓子
そのままでももちろんおいしいが冷凍3時間で中のクリームがアイスクリームに変身するという演出が実ににくい
一度にたくさん買っても冷凍保存しておけば2週間はもつので御贈答品としても喜ばれることだろう
味は5種類でバニラとチョコ、いちご、あずき、抹茶というラインナップ
我が家ではバニラ4:チョコ4:いちご2 という比率でいつも購入していた
個人的オススメはバニラ
食ってみな 飛ぶぞ
2つ目はしなもんど
シナモン風味と皮付きアーモンドの香ばしさのハーモニーが美味しさを際立たせたリッチな大人のマドレーヌだ
しなもんどは私が20代後半になってから病的にハマってしまい、帰省するたびに体重増加の援助をした大罪菓子である
3つ目は情々餅(じょうじょうもち)
一口サイズの餅に噛めば噛むほど風味が漂う胡麻だれを詰め込んだ商品
情々餅には手を止めることを忘れるほどの中毒性があるので要注意だ
実は情々餅はCMもあるほどの主力商品なのだ(「胡麻だれ風味の情々餅は田鶴浜の竹内に〜」みたいな歌を小さい子たちが歌っているCM)
そして最後はクレープ
クレープについては先に謝罪する必要がある
実は田鶴浜本店でしか購入できないレア商品なのである
柔らかなクレープ生地に包まれたズポンジ、あっさりとした味わいのクリーム、フルーツが盛り込まれた芸術作品だ
平日だろうと平気で売り切れるのだからファンは大勢いる
一度目の前で売り切れた時は初めて"腹わたが煮え繰り返る"を体現したほどだった
このクレープを買うときの注意点は「必ず家族全員分を購入すること」
食べ物の争いは一家離散にまで発展する可能性があるので要注意だ(経験談)
みそまんじゅう本舗 竹内の基礎情報
【みそまんじゅう本舗 竹内】
七尾市田鶴浜町に本店を置く老舗和菓子製造・販売店
能登の銘菓「竹内のみそまんじゅう」を筆頭に「ふっくら」「しなもんど」など数々の人気商品を世に生み出す
オンラインショップ:https://misoman.theshop.jp
まとめ
さすが地元の名店だけあって幼い頃の記憶まで出てきて、執筆中に「なんだこれ?需要あるのか?」なんて感じながら勢いで書き切りました
親より会ってるのがみそまんじゅう
私とみそまんじゅうの付き合いはこれからも続きそうだ
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