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『ニック ファジーカスをオールスターへ』 -1番長いのは誰だろう?!-

この記事は川崎ブレイブサンダース【All-In】 Advent Calendar 2023 - への寄稿となります。私は前にもニックのことかいてます!そちらと併せてお読みいただけたらうれしい!!

育った国とは別の国で過ごすことの負荷というのは大きいよなあと思っています。私自身、アメリカで生まれ幼稚園から日本となった時、キツかった…。文化の違いに悩まされた幼少期でした。

NY郊外にあった我が家を2015年に訪れた

ここ数年、レギュレーションが変わり続ける日本のバスケリーグ、そして、ここ10-20年で見るとリーグ自体も変わり続けています。正直、データも引き継がれているのか、イマイチよくわからない、そんなリーグでプレーしてくれている選手には本当に感謝しかありません。

ニック・ファジーカス(2012来日, 2018年帰化, 1985年生まれ)

2012-13シーズンは、私がバスケを見始めたシーズンです。ずっとブレイブサンダースに所属してくれたニックの姿を、私ははずっと見続けています。ニックの特徴は、ケガが少ないとこ。長期離脱は2014-15シーズンぐらい。代表でプレーしていた時は、オフもなくかなりハードだったはずだけど、ニックは、献身的にプレーしてくれました。Dear ニックファジーカスでは、太田選手が客観的にニックのことを、技術がすぐれているところが素晴らしい、フィジカルではなく明確に技術がすごい!と。

私はそんなニックとともに日本でプレーしている全ての外国籍の選手に感謝してます。

そして、リーグ自体も感謝をしっかり示して欲しいなって思っています。そこで、今回は、ニックと同時期、もしくはもっと前から日本でプレーしていて、今もB1に所属する選手をピックアップしてみました!変革期の日本バスケでプレーし続けてくれた彼らに感謝です!!

ところで、

来日からの年数が長いのは誰だ!?

帰化および外国籍、かつ、現在B1でプレーしている選手の中で、日本に来てから1番長い選手誰か知ってますか?私は帰化はわかららましたが、外国籍は知らなかった…。

アイラ・ブラウン選手(2012年来日, 2016年帰化,1982生まれ)

2012年に富山グラウジーズと契約して日本でプレーし始めたアイラ。私が初めて見たのは、2013-14年の富山でのプレー。対戦相手としては、2014年からサンロッカーズに所属してから。2015年の第90回天皇杯は、サンロッカーズが制しています。ブレイブサンダースはこのサンロッカーズに準決勝で負けました。あそこにはきっとアイラがいたんだろな。(ジョシュ・ハイトベルトのインパクトが強い)。帰化したのちは、代表に!代表では実質4,5番として、リバウンド取ってくれて。あと、豪快なダンク(と、豪快なダンク外し)を決めてくれました。アイラが元野球選手と聞いた時は、あんな体全体の身体能力高い人が野球をやっているのか?さすがアメリカだなと、びっくりでした。

2015年天皇杯準決勝。骨折でシーズン離脱な篠山選手が松葉杖を振り回してた天皇杯。


この日の入場口。

ウィリアムス・ニカ選手 (2011年来日,2019年帰化,1987生まれ)

ニカを見たのは、たぶん横浜で…。めちゃくちゃいろんなチームを渡り歩いています。ここ数年は、島根でどんどんうまくなっている気が…。どうなんかな、ずっと追いかけている方のご意見、知りたい!!

トーマス・ケーネディ選手(2011年来日, 2019年帰化,1987年生まれ)

トーマス・ケネディ選手は、岩手ビックブルズスタートで。私は12-13シーズンの横浜がチーム創設2年目にして優勝した姿を見ていたはずなのに、記憶なし….。蒲谷選手のインパクトのみ。2013-14シーズンは千葉ジェッツで、そちらは会場でみてるはずなのに…。ぼんやりです。私の中では、群馬以降の印象のみですが、賢い選手!ってイメージ!

ジェフ・ギブス選手 (2010年来日,1980年生まれ)

ニックと同じく今年限りで引退を表明しています。私が見始めだ時はアルバルクで活躍されていました。ギブスは、腰とおしりの筋肉がすごくて、スクリーンの時に、シリンダーをはみ出しているのでは!?と、その当時少ないながらも盛り上がっていたSNSで話題でした。ご本人の笑顔、すごく素敵!なところは今と一緒!!Bリーグになるタイミングでブレックスに移籍して、そこからはより愛されるキャラクターとして、より多くの方々に愛されている気がします。今シーズン、渋谷でプレーすることになった時は驚いた。今シーズン中に何としても一回見に行きたい!!

ウェイン・マーシャル選手(2010年来日, 1986年生まれ)

ここ2年は怪我が多くて、プレータイムは短めです。今回初めて日本でのプレーが非常に長い事を知りました。そうだったのね。長い期間B1でプレーしている(できている)選手には帰化の方が多いです。レギュレーション的にどうしたってそうなる。その中でマーシャル選手。すごいなと…。感銘うけました。

マイケル・パーカー選手(2008年来日, 2015年帰化, 1983生まれ)

私が勝手に唯一無二のヒール役なのでは!?と思っている選手です。2008年に福岡にきています。私がパーカ―選手を知るのは、ニック来日の次のシーズン、NBLに切り替わってからです。前年度bjリーグMVPだった選手がNBLくるらしいよーって噂をきいて、わくわくしていたのを思い出しています。

和歌山トライアンズは、前年度天皇杯で優勝したにも関わらず、解体されたパナソニックトライアンズの名前(と少なくとも当初のメインスポンサー)を継承したチームで木下さん(現川崎AC)、川村さん、青野さんなどが所属していました。爆発力があったトライアンズ。その時のパーカーのイメージングは、今とかわらず、ふてぶてしそう!です。イメージを変えることなく、パーカーはアルバルクへ、そして帰化。代表召集は、断っているに違いない!と(ほんとのことは知りませんが)勝手に思っています。長い事プレーできているのは、そういう側面の賢さの表れなのだろうなあと思ったり…。

B3の福岡時代の青野選手。
アイシンAWとの試合会場で遭遇し思わず…。


そして、今はもうプレーヤーではありませんが、なんといってもこの方!!

桜木JR(2001年来日,2007年帰化,1976生まれ)

2019-20シーズンで引退しました。引退後はコーチとして日本で頑張ってくださっています。越谷で、一瞬、おれがコートに立つ!となった時はテンション上がった!!JR、私が初めて見た時にはすでに33歳と思うと、ああ、なんて、すごいのだ…とあらためて。

2007年の帰化は早い!!(ここから、日本バスケは苦しい迷走期に入るのか…と思うと切ない。繰り返さらないよう総括したことでしょう。年とって、問題は無くなりました…ではなく、と信じたい)。また、NBL一年目は、帰化枠という括りはなく、ブレイブサンダースのスターターは、篠山、辻直人、ボーズマン、マドゥ 、ニックでした。が、シーホースは、この体制はとりませんでした。きみかずさん(元シーホースHC)と万が一話す機会があったら、意図を聞きたい!!

他には、前のオールスターで帰化枠ゆえに選ばれず、その後のルールに一役買ったと思われるアンソニー・マクヘンリーAC (2008年来日, 1983年生まれ)や、今、B1ではないですがが、ジェフリー・パーマー選手(2010年来日,1985生まれ)ジャスティン・バーレル選手(2011年来日,1988年生まれ)が、ニックより前から日本でプレーしています。(他もたくさんいる気がすます…が、もはやチェクできず!)。ということで、今、B1でかつ一番前から日本のリーグにいるのはパーカー選手!!とそらく!

パーマー選手はSNSで日本の治安の良さからくる住みやすさにふれたり。外国籍の選手が日本でプレーするのは、いろんな要因からだと思います。それでも、文化の違いからくる大変さはあると思う。

(日本人選手は、途中で切られないのに…という、流動性のアンバランスさもある!!)

そんな中,長いこと日本でプレーしてくれてる選手は、その選手しか知り得ない日本のバスケ界の姿を知っている貴重な方々だなあと思っています。

オールスターに相応しい選手なんて
私にはわからない

私の『ニックをオールスターに!』という気持ちの背景には、「ニック(や他の外国籍選手も、世間からしっかり評価されてほしい!!」という思いがあります。

誰かに、長い事プレーしていることが大事なのか?と問われたならば、長い事プレーしている彼らと私たちは、たくさんの経験、思い出、喜び(と苦しさを)を共有しているの!!と声を大にして答えようと思います。

リーグが二つあって、寂しく苦しい思いをした時、国際制裁を受けた時、Bリーグになって、なんだか経済規模だけどんどん大きくなっているような気がして、なんとなくバブルが弾けたらどーなのかしらと不安なイマ、彼らは一緒にプレーしてくれています。

だからこそ、帰化とか外国籍とかアジア枠とか関係なくオールスター呼びたい。だからこそ、ニックをオールスターに!と思ってしまうのです。

そして、成長し続けるコトを目指しているリーグだからこそ、過去にいろいろあった国内だからこそ、過去をないがしろにすることなく、成長してるフリをするリーグではなく、本当に成長し続けるリーグを目指し、一つずつ築き上げて欲しいのです。

日付変わって今日からオールスターのSNS投票が始まりました。今シーズン川崎から呼ぶなら間違いなくニックだよ!!って思ってしまいます。(そして、オールスターで何かし続けてくれる竜青選手を呼ぶのは、リーグの甘えではないのか?!とも、ちょこっと思ったり…。)

ニック ファジーカスをオールスターへ。外国籍、帰化枠、アジア枠関係なくオールスターへ!

アドベントカレンダーはまだまだ続きます!!みんなで楽しみましょう!

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