第21回 商店街と商店会
[2013年7月5日]
一般市民には混同されがちですが、商店街と商店会は違います。
釈迦に説法ではございますが、商店街とは商店の並んでいる町の一画や通りのことを指し、商店会とは地域の発展のために集う、商店主様の団体のことです。
町に住む市民の皆さんは商店街が賑わい、便利であり続けることを望んでいます。
お店が歯抜けの様になり、人通りが減り、いずれシャッター通りと化し、夜歩くのも不安になっていくのは誰も望んでいません。
またそれと同じように、お祭りや花火大会を始め、地域の催しが賑やかに、毎年恒例のように開催されることを当たり前のことのように享受しています。ですが、それら各種催しを担っている担い手の存在に関しては、あまり意識されていません。
全国でいろいろな商店会様とお付き合いをさせていただいておりますが、皆さん地域のことを考え、地域のために智恵と労力を惜しまず提供しています(見渡せば決して前向きではない、あきらめてしまった商店会もありますが、後ろ向きな商店会様に弊社がお手伝いできることはなく、自然と接点がありません)。
地域の方々は当然として享受している地域社会の賑わいが、実はその裏に商店会を始め、地域のいろいろな方々の継続的な努力の賜だとは実はあまり知られていません。
地域の方々の美徳として地域を元気にするのは当たり前のことであって、わざわざアピールすることではない、との考えがあるようです。それはそれですばらしいのですが、私からするとなんだか歯がゆい気がいたします。
地域情報の問屋としては、地域の担い手の存在とその価値、代々続く継続的な努力の姿を、少しでも地域の皆様にお伝えしていきたいなと思う今日この頃でございます。