石井丈晴 / FLN代表取締役

株式会社フューチャーリンクネットワーク(http://www.futurelink.co.jp/)代表取締役。地域情報プラットフォームまいぷれを全国で運営しています。

石井丈晴 / FLN代表取締役

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マガジン

  • 導火線

    本コラムは、2011年11月~2018年9月まで、お取引先のみなさまに毎月一回「まいぷれ」の活動をお知らせする会報誌に掲載していたコラムのアーカイブです。

最近の記事

第55回 情報源の確認で真否の判断を

インターネットがすっかり当たり前になった昨今、ニュースを知る機会も従来の新聞・TVから、インターネットで知る機会が増えてまいりました。総務省が毎年発表する27年の情報通信白書でも「ニュースを知る場合に最も頻繁に利用するメディアの推移」に注目し、新聞やテレビからインターネットへ大きくシフトしていると解説されています。  実際に自分の行動を振り返っても、さっと手軽に手元のスマホでニュースサイトやニュースアプリで情報を取得することがすっかり当たり前になりました。見る度になかなかキ

    • 第54回 都市開発も多様化の時代へ

      保育所不足が話題になっております。当社にもお子さんのいる社員がいますし、これから産休に入る社員もいますので、仕事に行きたいのに預かってもらえる保育園が見つからず復職できないことのつらさはよくわかります。 かねてより待機児童の問題は深刻で、国や自治体がそれに対応し、保育所の数は増え続けております。実際、以前に比べて待機児童数を大幅に減らせた自治体も多数存在します。一方で、さほど深刻でもなかった地域が急激に待機児童数が増大し、保育所不足が深刻になった地域もあります。これはなぜな

      • 第53回 地域活性化は多様性が前提条件

        [2016年3月5日] 仕事柄、いろいろな方から「地域活性化の条件は何か?」と聞かれます。 なかなかの難問ですが私は「多様性の存在」と答えています。 地域が活性化するには、住んでいる人の多様性(年齢、職業、家族構成がさまざま)、街の景観の多様性(建物の新旧、路地と大通り、戸建てと集合住宅、繁華街と田畑)、移動手段の多様性(徒歩、自転車、電車、車)といった、3つの多様性が存在するかが非常に大きいと確信をしています。実際、元気な街には必ず多様性があります。  これは今更私

        • 第52回 40歳以上が活躍し若者を牽引

          [2016年2月5日]  昨今、40歳以上のスポーツ選手の活躍が目立つようになってきました。プロサッカー選手のカズ(三浦和良選手)やメジャーリーグのイチローをはじめ、昨年引退してしまいましたが山本昌広投手、スキーの葛西紀明選手、プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子選手……。40歳以上の選手の活躍は、以前ではあまり聞くことがありませんでしたが、今では多くの選手が活躍しています。同じ40歳オーバーになった私も、つい、若手選手よりも歳を重ねて、なお輝いている選手たちを応援したくな

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        • 導火線
          55本

        記事

          第51回 魅力ある地域情報の動画発信に挑戦

          [2016年1月5日]  先日、事業紹介用の動画を作成いたしました。弊社の広報担当の発案によるもので、私の事業に対する思いや創業のいきさつなどを話すのがメインとなっております。営業でのプレゼンテーションは大好きで大得意な割に、自分のことを話すのはあまり好きではなく、どちらかというと苦手なのですが、その広報担当者の確信に満ちた提言により作成することになりました。私は言われるがまま撮影され、聞かれた質問に答えただけだったのですが、完成した動画を見てびっくり。非常によくできていて

          第51回 魅力ある地域情報の動画発信に挑戦

          第50回 「グローバル経済圏」と「ローカル経済圏」

          [2015年12月5日]  今、「ローカル経済圏」という言葉が流行っております(私の周りだけかもしれませんが)。いろいろな論点、議論があり、それらすべてを話し出すととても本稿では収まらないのですが、一つ興味深いテーマが「グローバル経済圏とローカル経済圏では戦い方が違う」です。つまり、世界規模で展開するビジネスと、地域に密着したビジネスの間に優劣はなく、大事にすべきポイントが異なるので、考え方も戦い方も変わってくる」という話です。まったく当たり前の話です。  銀行でいえばメ

          第50回 「グローバル経済圏」と「ローカル経済圏」

          第49回 情報端末普及により文章力の研鑽を

          [2015年11月5日]  この導火線のコーナーは来月で第50回目を迎えます。お届けしているこのまいぷれ総研のリニューアル時から始めた本コーナーですが、それから4年が経ちました。毎月駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。  こうして毎月書かせていただいてきた中で、文章を書くことの難しさを痛感しております。毎月何を書くか、ネタに困ることもしばしば。また、伝えたいことにイメージはあっても、それを明確かつシンプルな文章にするのは非常に難しいものです。特に私のように

          第49回 情報端末普及により文章力の研鑽を

          第48回 記憶資産継承による地域の魅力発信

          [2015年10月5日]  「まいぷれ船橋」にて、「船橋今昔物語」という記事を配信しております。  きっかけは、弊社の担当者が西船橋で昔からお店を営むご婦人の方から、たまたまお店にある古写真を見せていただいたことです。その方のお話によれば、趣味で写真を撮っていた地元のご年配の方がどんどんお亡くなりになって、眠ってしまうお写真をお預かりし、お店で自由に見られるようにしているとのことでした。その写真を「まいぷれ船橋」で紹介したところ大反響をいただき、気をよくした担当者が西船橋

          第48回 記憶資産継承による地域の魅力発信

          第47回 ふるさと納税業務で地域活性化に寄与

          [2015年9月5日]  この度、各地の自治体が推進している、ふるさと納税の業務の請負サービスを始めました。第一弾として、茨城県の行方市のふるさと納税業務を請け負っております。  ふるさと納税制度は、「生まれ育ったふるさと」や「生まれ故郷でなくても応援したい自治体」を、ふるさと納税という寄付の仕組みで応援するものです。各自治体の理念や想い、寄付金の使い道を見て納税先を選ぶことができます。多くの自治体は納税のお礼として地域の特産品を送ることで、地域の魅力発信と経済活性化につ

          第47回 ふるさと納税業務で地域活性化に寄与

          第46回 多様性を地域の魅力として発信

          [2015年8月5日]  ある飲食店に初来店したお客様が、ぶっきらぼうな店主の対応とわかりにくい店内ルールに怒ってインターネット上で悪評を書いて話題となる、という一件がありました。 そこは私の行きつけで、昔から通っている私としては、雑な対応も汚い店内(失礼!)も「そういう店だ」という認識でいるので全く違和感がないのですが、 そのお客様には衝撃だったのでしょう。だからといって、なぜそのお店はインターネット上で叩かれなければならないのでしょうか?「お客様は神様」だからでしょうか

          第46回 多様性を地域の魅力として発信

          第45回 まいぷれポイントで地域活性化の実現を

          [2015年7月5日] 2年前よりスタートしました地域通貨「まいぷれポイント」、愛称「まいポ」ですが、少しずつ進歩を続けております。 兵庫県伊丹市では、市の違法駐輪対策として、地域通貨ポイントを活用する取り組みが始まります。 違法駐輪を厳しく取り締まるのに伴い、駐輪場利用者にポイントを付与、そのポイントを地域のお店での食事やショッピングに利用してもらおうというものです。市の違法駐輪施策と地域の商店街活性化に効果が期待されます。 また、お隣の尼崎市では、スマートシティにて

          第45回 まいぷれポイントで地域活性化の実現を

          第44回 地域に足を運ぶエリアマーケティング

          [2015年6月5日] 今、まいぷれ世田谷区版は、ベネッセシニアサポートさんのスポンサードによって運営されています。「ベネッセの介護相談室」は、すばらしいサービスにもかかわらず、知名度は今ひとつ。 そこで、世田谷区に密着したエリアマーケティングを行うにあたって、「まいぷれ」でお手伝いさせていただくことになりました。 地域情報サイト「まいぷれ世田谷区版」 弊社のまいぷれスタッフは「ベネッセの介護相談室」と書かれたジャンパーを着て世田谷区内を回って地域情報収集をし、 「まい

          第44回 地域に足を運ぶエリアマーケティング

          第43回 訪日外国人向けにもローカル情報を

          [2015年5月5日] 訪日外国人向けのサービスを実証的に開始します。一つは、中国の大手SNSサイトへのお店情報の配信事業、もう一つはガイドブックに載らないようなローカルの魅力を、訪日する方にお届けするポータルサイト「Japan LocalGuide」の開設です。 以前にも本稿で書かせて頂きましたが、訪日される外国人の数は年々増え続けています。中国、韓国、台湾の方々はもちろん、タイ、フィリピン、マレーシアなどの他のアジアの国々の方々や、欧米の方々まで幅広く来日しています。

          第43回 訪日外国人向けにもローカル情報を

          第42回 「まいぷれ」の成長は「人」とともに

          [2015年4月5日] この4月、弊社にも新人が3名入社いたしました。手前味噌ではございますが、これからの「まいぷれ」を担う非常に優秀な人材でございます。弊社は人材採用には並々ならぬこだわりを持っております。それは、我々の事業自体が人材に大きく依存しているからです。 創業当時から「まいぷれ」の掲げる理念の正しさ、目指す事業の可能性については一点の迷いもありませんでしたが、それを裏付けるものは何も持っていませんでした。 理念と理想以外は何もない中での創業です。知名度も、資金

          第42回 「まいぷれ」の成長は「人」とともに

          第41回 過去の常識に縛られず自らを見直して進化を

          [2015年3月5日] この3月で弊社は16期目を迎えます。早いもので、2000年の3月から15年が経過いたしました。これも皆様のご支援のお陰でございます。 思い返せばこの15年の間に、時代の流れと共に多々の常識が変わってまいりました。 例えば私が幼少の頃、石油は限りある資源で、21世紀を迎える前に枯渇してしまうと言われておりました。 飛行機や車も動かせなくなると教えられ、漠然と世の中どうなるのか想像しておりましたが、昨今では石油は想定以上に潤沢な埋蔵量があり、どうやら

          第41回 過去の常識に縛られず自らを見直して進化を

          第40回 小規模事業者は付加価値で差別化

          [2015年2月5日] 昨年の話になりますが、小規模企業振興基本法(小規模基本法)という法律が公布されました。この法律の中身や背景、本件についての私見はまた機会があれば述べさせていただくとして、この法律公布に当たって中小企業庁が発表した「法律の趣旨」の冒頭文がなかなかすばらしいのでご紹介いたします。 以下、引用。 『全国385万の中小企業、中でもその9割を占める小規模事業者は、地域の経済や雇用を支える極めて重要な存在であり、経済の好循環を全国津々浦々まで届けていくために

          第40回 小規模事業者は付加価値で差別化