第2回 地域活性化は付加価値増大の産物

[2011年12月5日]

弊社が創業理念としております「地域活性化」という言葉。私は「付加価値額の増大」という言葉でよく説明させていただいています。地域のあらゆる要素とプレーヤー(事業者、市民活動団体、行政、観光、雇用etc)が、それぞれの領域でサービスレベルを上げ、付加価値を増やすことが地域活性につながると考えています。「このお店には楽しみがある」「この団体の活動のおかげで週末がより楽しい」「この地域ではこんな楽しみがある」というように、唯一の価値が増えることで活性化が成し得るということです。

では、店舗運営者様にとって付加価値の増大とは何でしょうか。付加価値とは「もともとあるものの価値に事業者がプラスできた価値」、すなわち原材料費などの原価に対してお店が付加する利益です。それはつまり、サービスレベルを向上させ、お客様一人あたりの利益額を上げることに他なりません。

デフレの昨今、特に大手が好んで(?)行っている薄利多売、つまり単価を減らし、数を集めて最終的な利益を上げる手法は、「原材料費などの原価に対して」は利益を下げる行為ですから付加価値を下げることになります。これでは活力がつくはずがありません。

弊社は「地域情報の問屋」として、地域の付加価値の情報を様々なルートでお届けしていくことで、地域全体の付加価値増大に貢献するべく、このまいぷれを運営しております。創業以来クーポン等の「付加価値を下げるサービス」を導入してこなかったのもこの思いがあるからです(誘惑は何度もありましたが)。ご覧のとおり未だに発展途上ですが、今年から始まったデータ放送を始め、インターネットポータルサイトの枠を超え、みなさまの付加価値情報を地域の内外にお届けしていこうと思っております。

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