ひろめ市場
誰もがまっ昼間っからお酒を呑んで楽しんでいるまさに天国、大人のテーマパークとも言うべき高知のひろめ市場。
聞いた話では高知の呑助さんたちはとても人懐っこくて愛想がよく、ひとりで呑んでいたら気軽に話しかけてきてすぐ知らない同士でも仲良くなってしまう、ということらしいので、ユニクロで買った酔鯨のTシャツを着て、いつでも来いや!という感じで待ち構えていたのだが、逆にその妙な空気に警戒されたのか小時間呑んでいても誰一人としてかまってくれない。
なんだ、つまらんなぁ。
と、どろめをつまみながら
将来はイワシやイカナゴになれるはずだったのに、無情にも網で掬われてまるで飲み物のようにスルスルとあっという間に食べられてしまうんだなあ、儚いなあ。
詠み人シラス。
などと、ブツブツ言いながら土佐のお酒を呑む。司牡丹、美味しいよなぁ。
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