透明な、持ち歩かせるゴミ袋の実験

何かの文献で(多分、システム思考のエッセイ的な書籍)で読んでいてこんな実験が書いてありました。
被験者は透明な袋を渡される。そこからの一週間は、そこに自分の出したごみを入れないといけない。どこに行くにももっていかないといけない。
その結果、その実験の被験者は顕著にゴミの量が減る、と。ゴミが出るものを手に入れないようにし始めるようで。

この被験者には、2つのストレスがかかる。ゴミを持って歩くめんどくささ、と、あんなものを食べた・買ったというプライバシーを見せて歩くことの恥ずかしさ。
後者については、グッチのパッケージとかだったらマウントがとれるという人もいるかも。しかし、そういう見栄をはるタイプなら、一層そこにコンビニのごみを入れたくないだろう。

じゃあ、全国民に導入しようーーといくのは悪手。実験であれば「約束を破らない人たち」で行えるが、そんなの見えないところでごみ箱に移しちゃうだろうし、それを取り締まるのは容易ではない。なのでそういう方向の論は展開しない。
けれど、この実験はほかの場面で使えそうなアイデアのヒントを含んでいるので書き留めておく。

すぐに良案は思いつかないけどふと浮かんだのは、海や山で過ごすときに、透明なゴミ袋を皆が持っていて、たくさん拾った人がかっこいい、みたいな感じのことができたら、おもしろいかなと。

凡案。だがそれを出すのだ。

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