カメラを売ることにした記録
新しいフィルムカメラが欲しくなった。それはつまり、他のフィルムカメラに別れを告げるときが来たということなのだ。
それぞれのカメラで何枚フィルムを感光させただろうか。思い返すと、前妻と飲み屋に行ったときのことを思い出してしまった。今思うとどうでも良い思い出だけど、その時のファインダーにはその時愛していた人が映っていた。
カメラにはその時の光を切り取るだけの機能しか無い。それでも何故か、久々に覗き込んだファインダーには取り残された記憶の断片があやふやなピントで脳裏に像を結びだすの