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旅行グッズをアップデートしてみた【ウィーン旅行準備編5】

1年ぶりの海外旅行となったオーストラリア・ウィーンの旅。
海外旅行の勘を取り戻した昨年の旅から、
いくつかアップデートされた部分があるので、
今回はそれについて記録しておきたい。

行って良かった場所の一つ、ボーティフ教会。
レース編みのような外観の装飾とステンドグラスが素敵すぎた

①通信環境
昨年は現地でSIMカードを購入したが
今回はその必要がなくなった。

昨年私が旅に持って行ったアンドロイド端末は
特段古い機種というわけではなかったのだが、
ぎりぎりeSIM非対応の機種だった。
そこで現地でSIMカードを購入することにしたが
使い心地は、それはそれは快適すぎた。
これまでお世話になって来たレンタルWi-Fiと異なり
物理的に物が減るのは爽快だった。
ということで、ウィーンでも再び現地SIMの購入を考えていたが、
幸か不幸か、予想外の事態が発生。
購入して2年ほどしか経っていないスマホの液晶が故障したのだ
(あれは工場出荷時の初期不良だと今でも信じている)。
修理に出すのも機種変更するのも
データ移行の手間は同じだったので、
思い切って機種変更をしeSIM対応の端末を入手した。
さらに細かい偶然が重なって、
長年お世話になってきたキャリア(ソフトバンク)を変更。
ずっと気になっていたドコモの格安プラン
「ahamo(アハモ)」に乗り換えた。

私が今更言うまでもない、
アハモは月々の基本料金の範囲内で、海外ローミングが出来る。
サービスエリアも日本人の主要渡航先をカバー。
短期旅行者の私にとって、アハモへの乗り換えは結果的に大正解だった。

ウィーン最古の教会、ルプレヒト教会。訪れた時は夕方で
見学時間が終わってしまっていたが、佇まいにとても雰囲気があった

②モバイルバッテリー
今回の旅に合わせてモバイルバッテリーを購入した。
驚かれる方も多いかもしれないが、
私はそれまでモバイルバッテリーを持っていなかった。
24時間スマホをいじってSNSをチェックするようなタイプでもないので、
国内を旅行しても大体、満充電しておけば1日は持つ。
(もちろんこれは、デバイスのバッテリーが
まだ劣化していないという好条件が重なっているからでもある。)
だから、かばんの中にモバイルバッテリーを忍ばせて置く
必要性を感じていなかったのだ。

しかし前回のポルトガル旅行で、
いよいよモバイルバッテリーの必要性を思い知らされた。
海外では地図を頼りに移動したり、何かと検索したりする回数が多くなる。
夕方近くになったころバッテリーが残り5%になり、
電源が切れると道に迷ってホテルに戻れないかも、と肝を冷やした。
逆の見方をすれば、バッテリーさえあれば
もっと街を歩き回ることができたのに、ということだ。
次回の海外旅行時にはモバイルバッテリーを
用意しておいた方がいいのかもという思いがよぎった。

もう一つ、私にモバイルバッテリー購入を促した要因がある。
機種変更をした時、あまり深く考えずに
端末代の値段(もちろん安いもの)を
優先させてしまったがために、
新品であるにもかかわらず、基本的なバッテリーの持ちが、
以前使っていた機種ほど良くなかったのだ。
あれこれ設定をいじって、
日常使いする分には支障が出ない程度にはなったが、
おそらく次の海外旅行では1日持たない可能性が高い。

不安のない旅を続けるには、
モバイルバッテリーはもはやマストだった。

スロベキア・ブラチスラバ城のイベントにて

実はモバイルバッテリー購入は、私にとって容易ではなかった。
「モバイルバッテリー沼」と言われるように、
世の中にはありとあらゆるモバイルバッテリーが存在し、
バッテリーはそれ単体では意味がなく
バッテリー本体を充電するためのAC充電器、
充電器とバッテリー本体を繋ぐケーブル、
この3点が揃ってようやく機能するということを
この時初めて知ったのだ。

海外で使えるバッテリーはどれか
評判のいいメーカーはどこか
私の旅のスタイルに合ったものはどれか
一から学び直し、ひと揃えした。
(バッテリー選びについてだけでも1本文章が書けそうだが、
長くなるのでやめておく。)

せっかくモバイルWi-Fiを持ち運ばなくてよくなったのに、
今度はバッテリーを持ち運ぶことになってしまったのは、
何とも皮肉な結果となった。

カールス教会。教会の前に白いストリートピアノがあった

③電源プラグ
デバイス関連でもう一つ新しく購入したものがある。
海外旅行で必須アイテムの電源プラグだ。

世界対応の電源プラグは以前から2つ持っていた。
イベントに参加したときにもらったり
何かのポイントを集めて交換したりした景品だ。
どちらも握りこぶしより一回り小さくてコロンとした形の
典型的なマルチプラグで使う際に
カチャカチャとボタンをいじって
必要なプラグを引き出すタイプだ。

そのうち1つは、コロナ禍で旅行が出来なかった間に
外側が劣化(一部がゴム製だった)してしまったのでお別れした。
もう一つは、長年使っているが、
毎回ボダンがスムーズに動かず
「壊れた? 充電できない!」と
旅先で必ず不安にさせられる代物。

旅先での小さなストレスを解消しようと、
今回いよいよ電源プラグを更新することにした。

購入したのはヨーロッパのコンセントの形状に特化した
「タイプC」のプラグ単体と、
無印良品の全世界対応コンセントプラグだ。

ポルトガルを旅行した時に気付いたことだが、
長距離列車の車内や空港の搭乗ゲート付近で待っている時
充電設備はあるものの、意外とUSBケーブルで接続するタイプではなく、
プラグを直接差し込むタイプが多かったということ。
私は外出時にはコンセントプラグではなく
USBケーブルを持ち歩いていたので、
ここぞという時に思うように充電ができず
「タイプC」のプラグを一つ持っていれば便利そうだなと思ったのだ。

さらに、いろいろなパッキング動画を見ていると
無印のプラグが何度も登場して欲しくなってしまい、そちらも購入。
入手してみると、おさまりの良い、何ともスマートなデザイン。
それだけでなんだか気分が上がる。
数々のパッキング動画の「常連」というのも納得だった。

美術史美術館はたくさんソファーが置かれていて、じっくり見学できる。
日本の美術館の鑑賞方法とは全く異なる

④カメラ
写真はスマホで十分と言う人もいるが、意外と私はカメラが好き。
前回はミラーレス一眼を持って行ったものの、
バッテリーの劣化など不安を残す部分が多かった。
その後、高級コンデジの魅力を再発見し、思い切って購入。
全然使いこなせていないのでお恥ずかしい限りだが、
荷物の省スペース化に貢献してくれている。
カメラ関係のバタバタについては
ポルトガル旅行準備編6などにまとめた。
もし気が向いたらご一読下さい。
https://note.com/ishiguchi_mizuha/n/n1e201646d4b9

ザッハトルテ誕生の地、ホテルザッハ―。
白黒で加工すると100年くらい前にタイムスリップした感じ

以上が今回の旅でアップデートしたものになるが、
逆にアップデートしなかったものもある。
紙のガイドブックだ。
情報はネットで仕入れても、最終的にはなぜか紙に行きつく。
バッテリーを気にすることはないし、書き込みも容易。
旅を終えたころに、地図がくたくたになっているのも、何とも味わい深い。
これからも当分、紙のガイドブックからは卒業できそうにない。



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