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クレカの不正利用検知システムが作動した話

皆さま、こんにちは。倹約家で神経質、英語力もコミュ力も人並み以下だけど、海外旅行が大好きな「私」です。このnoteでは主に旅行に関する記録をつづろうと思っていて、次のネタはおそらく4月のパリ旅行になる予定でしたが、思いがけず一つネタが出来たので投稿することにしました。(それにしても「パリ旅行」という文字だけで、華やかな気持ちになるのは、なぜ?!)

今回は、タイトルにある通り、クレカの不正利用検知システムが作動した件について。私にとっては初めての経験で、検知してくれてありがとうという思いと、ネットショッピングでエラーメッセージが出ても焦らず落ち着いて対処することが肝心だと思ったお話です。

適当な画像がないので、ブラチスラバ城地下の
考古学博物館の展示品(青銅製のミニミニ犬)を置いておきます

個人的な用事があり来年のパリ旅行の後、一瞬だけ北京に行くことにした。周りから見れば「旅行」だが、私は数年前からどうしても現地に行って処理をしなければいけない「とある」ミッションを抱えていた。

しかしパンデミックになって渡航が制限され、日中関係も全く良くなる兆しがなく、メディアから入って来る情報はいつも心をざわつかせるものばかり。ということで、もう何年もミッションの遂行が棚上げされていた。

そんな状況が続いていたが、2024年12月、いろいろな条件が重なり、いよいよミッションを遂行するタイミングが訪れた。

時系列を整理すると、以下のようになる。
11月21日頃 各社ブラックフライデーのセール始まる。各コマーシャルに乗せられ買い物欲が刺激される。
11月30日 日本人が中国に渡航する際必要だった観光ビザが、4年8カ月に免除に。
12月1日 燃油サーチャージの価格改定。それまでの数カ月は片道当たり10500円だったが7000円に引き下げ。
12月2日  ANA国際線減額マイルキャンペーン開始。東アジア区間:レギュラーシーズン通常2万マイルが1万マイルに。

既に4月のパリ行きで手持ちのマイルをほぼ使い果たしてはいたが、引き続き意識してマイルを貯めているため、なんとか1万マイル捻出できた。

減額マイルキャンペーン当日に備えて、特典航空券の予約サイトで「予行演習」してみると、燃油代+諸税で2万円ちょっと。日本国内の実家に帰省するよりも安い、これはもう行くしかないでしょ。そもそも2万円ちょっとで海外往復航空券が手に入るなんて、LCCでもあまりないかも。

私は土日祝日の休み関係なくシフト制で働いていて、社内でも一、二を争う不規則勤務。時には突然の夜勤、なんてのもある。よって何カ月も先の予定は見えないのだが、今回は突然降ってわいた千載一遇のチャンス。会社や同僚に根回しをしている暇はない。多分この辺りなら勤務への影響が少ないだろうと目星をつけ、カレンダーとにらめっこして第三希望まで日程を絞り込んだ。

複数の日程を用意した理由は、特典航空券で予約できる座席数に限りがあり、希望通りの日程で抑えられないことの方が多いからだ。事実、予行演習した時は、第一希望の日程がすでに「キャンセル待ち」の状態だった。

キャンペーン当日12月2日、販売開始時刻の午前0時きっかりに、PCからサイトにアクセス。特典航空券の発券枠を増やしてくれたのか、第一希望の日程でするりと予約できた。

で、ここからが今日の話の本番(前置きが長くてすみません)。

航空券を抑えると次にするのは宿泊先の手配。まだ数カ月も先なので、慌てる必要はないのだが、時はブラックフライデー真っただ中。もしかすると何かお得なプロモーションが出ているかもしれないと思い、既にセールを開始していたブッキングドットコムで検索。

ここぞというホテルを見つけると、同時にホテルの公式サイトをチェックした。やはりホテル公式でもトップページにブラックフライデーのマークがついていた。実際の割引率は、恐らく普段からこの程度だろうなと予想される程度だったが、ブッキングドットコムよりは数千円安かったため、今回はホテルの公式サイトから予約することにした。

公式サイトは多言語にも対応していて、日本語に変更することもできたが、ベッドの種類を表す「キングサイズ」が「王」と翻訳されていて、無用の混乱を呼びそうだったので英語の画面に戻して、ぽつぽつと必要事項を打ち込んだ。

最後に、マイルが貯まるANAカード(クレカ)の情報を入力して支払いボタンを押す(この瞬間はいつも緊張)。画面が変わり「お支払いに失敗しました」というメッセージが出た。初めて使うサイトだったのでもしかして入力にミスや漏れがあったのかもしれない。もう一度情報を入力。また、失敗。

こういうことは過去にもあり、その時は別のカード会社のクレカを使って決済した。しかしここ1、2年はANAのマイルを貯めることに執着しているため、どうしてもANAカードで決済をしたかった。少し時間をおいて、3度目の入力。また失敗。

そこでようやく気が付いた。ひょっとしてこれはクレジットカード会社から不正利用だと判断されて利用を止められたのか?

メールを見てもそれらしき通知はなく、スマホにインストールしているアプリで確認してみると、「第三者による不正利用の可能性を検知しために、一時的に利用を停止する」といった旨のプッシュ通知が届いていた。やはり不正利用検知システムが作動していたのだ。そのままアプリ上で本人確認ボタンを押すと、すぐに利用制限が解除された。

「ご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。」という言葉に癒やされる

昨今、クレカの不正利用が急増していて、カード会社もセキュリティを上げてきている。私も普段から、明細の確認はまめにしている。特にコロナ開けに久々に海外で利用すると(=要するに、いつもとは異なる消費行動をとった時)、不正利用だと判断されて使えない場合があるという話も聞いていたので、旅行前にクレジットカード会社に電話をして旅行期間中のセキュリティを解除してもらったことがある。

今回、いきなり過去に取引履歴のない海外のホテルサイトにアクセスしたのだから、不正利用と疑われても当然だった。むしろ、検知システムに引っかかってブレーキをかけてくれた本当にありがたいと思ったし、システムが確実に機能していることの証明でもある。

初めての経験だったので焦ったが、これがもし知らない誰かに不正利用されていたら、しかも海外旅行中だったら、軽くパニックになっているかもしれない。ありがとう三井住友カード様。これからもよろしくお願いします。

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