考え方のヒント
ある家に飾ってある絵が素晴らしかった。
運命を感じるほどのシンクロニシティ。
何としても欲しい。
金はある。
しかし、その絵はその家の主人である
90歳の女主人が亡くした息子の絵。
老いた母親の残りわずかな命の支え。
だが私にとっても運命の出会い。
やっぱり、何としても欲しい。
さて、あなたならどうする?
老婆の郷愁を無視して絵を買い上げるか?
それとも疼く思いを胸に諦めるか?
正解は家ごと買い上げて、
老婆をそのまま住まわせる。
ああ、やられた、と思った。
このとんち質問に
「金が無限にある、と言う想定が
自分にはなかった」
と否応なく気付かされる。
無限の可能性を想定すれば
上位次元に思考をシフトできる。
いまの問題を包み込む、
上位次元の解決策を考えよう。