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時間を空けることを恐れない

現代人は、時間が空くことを恐れる。
今日は何もやることがない、
あなたには、何も仕事はありませんよ、
そんなことを言われたからには、
不安になって、何か自分にやることがないかと忙しくなる理由を探す。
これは、とても心が貧しくなっている証拠だ。
子供の頃を思い出して欲しい。
子供の頃、自分に仕事が無いからといって、不安になっただろうか、
自分にやる宿題が無いからといって、不安になっただろうか、
宿題もない、お手伝いもない、ずっと自由に遊んでていいよと言われたら、飛んで喜んだものだ。
つまり、大人になると、資本主義という社会の中で、資本、つまりお金や労働を発生させていないと、価値のない人間だと時間をかけて丁寧に刷り込まれていくのだ。
そして、現代はSNSやネット社会で、外部の情報が見たくなくても雪崩のように流れ込んでくる。
考えない、見ない時間なんて作らせない、常に外部の情報を見てしまう、比べてしまう環境に晒されている。
一度その資本主義の沼に浸かってしまうと、なかなか抜け出すことはできない、
いや、一生抜け出せないのかもしれない、
現代を生きる上では、資本主義社会で生きるしか無いからだ。
でも、僕の目から見ると、あまりにも資本主義に浸かりすぎているように思う。
自己を見つめ、自分の生きる喜びだけに目を向けることも、他者から価値を感じてもらうことと同じくらい価値のあることなのに、
現代人はあまりにも、資本主義に浸かりすぎていると思う。
資本主義に浸かっている感覚がないくらい、浸かりきっている。
アル中になって、お酒が水のように感じるようなモノだ。
そこから抜け出すために、時間を空けることを恐れないことが重要だと思う。
それは、己に勝つこと。
自己に向き合い、自己の本当の喜びと向き合い、それを他者なんて、社会なんて関係なく、貫くことが重要だと思う。
それは、私が今闘っているからだ。

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