地方民の気持ち Part2(160/365)
以前も大阪にて同郷の人に出会えたことを書いたが、本日もそんな貴重である人にまたもや出会えた。
家で修正を求められた過去半年にも及ぶ書類作成に追われていると、ご近所さんから電話が掛かってきた。
「ウチに佐賀出身の子来てるけど来る?」
そんなのイエスでしかない。
大阪で佐賀の人に出会えるなんて次がいつになるかも分からない。
「行きます!」
どんな人かも聞かずに即答した。
まだ作業は残っていたが爆速で終わらせて向かう。
到着して話を聞くと、ご近所さんが最近知り合った人で遊びに来てくれていて、そういえばアイツも佐賀出身だったよなと連絡をくれたとの事。
その人も佐賀の人とこっちで出会うのは初めてらしい。
まずお互い貴重な存在の同郷の人間と出会えたことに感銘する。
しかも実家も意外と近くだったので、「〇〇中?」とか「あそこのラーメン屋が〜」とか、その場にいる他の誰も分からないようなローカルなネタで盛り上がる。
そしてだいたいどっかで繫がる共通の人が出てくる。
実際にいた。
田舎あるあるである。
こういう時の、田舎モンの仲間意識や団結力の高さといったら他に勝るものはないんじゃないかというくらい固い。
地元から遠く離れた場所なのだから尚更である。
もうそれは年齢とか性別とか関係ない。
同じ共通言語の人と出会えたことだけで嬉しいのだ。
そして、久々にバリバリの方言で喋れると思ったが、初対面で敬語になってしまうというのもあって意外と出てこない。
周りからは喋ってよーと言われるが、そう言われてもすぐには出来るものでもない。
地元の友達とかとの電話だったりしたら、自然と方言が出るのだが、僕ら以外は他の出身の人達という場面ではなかなか難しい。
あともう一人佐賀人がいてくれれば…
佐賀弁を喋りたいという思いは淡い期待とともに消えていく…
とはいえ、やっぱり地元以外で同郷の人と出会うというのは嬉しい。
まだまだいるかも知れない、貴重な人を探しに今日もいくバイ。